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肺がんの特徴

肺がんは、がんによる死亡の1位です。
下は、2014年の死亡数のランキングです。人口動態統計(厚生労働省)からの引用です。

男性 女性 全体
1位 肺がん 大腸がん 肺がん
2位 胃がん 肺がん 大腸がん
3位 大腸がん 胃がん 胃がん

肺がんが恐ろしいのは、がんの中でも他の臓器に転移しやすいこと、それも、離れた位置にある臓器に転移しやすいこと、だそうです。

肺がんが遠隔転移をおこしやすい臓器としては肺の他の部分、脳、骨、肝臓、副腎などがあるようです。

肺がんの主な症状

肺がんは、中心型(肺門型)肺がんと末梢型(肺野型)肺がんに区別されます。

中心型肺がんは、肺の入り口である気管付近にできます。
このタイプは、初期のときに胸部レントゲン検査で発見するのは難しいです。そのかわりに、自覚症状は表れやすいです。
せき、痰(血痰)などの症状が表れやすいです。痰を調べると、がん細胞が見つかることもあります。

末梢型肺がんは、肺の周辺部分にできます。
末梢型肺がんは、初期の段階では、自覚症状が出にくいです。その一方、胸部レントゲン検査では見つけやすいです。つまり、定期的な検診が早期発見のカギになります。

肺がんの5年生存率
診断から5年後に生存している割合

全体の5年生存率は41.4%と低く、がんの中でも死亡者数の多いのが、肺がんです。

治療開始時のがんのステージ 生存率
I 肺の内部に止まっている。 81.3%
II がんに近い方の気管支肺リンパ節への転移はあるが、他の臓器には転移していない。 47.5%
III まわりの臓器または縦隔リンパ節に転移している。 22.3%
IV 遠くの他の臓器に転移している。 5.2%
全体 41.4%

全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査(2014年10月集計)により。

肺がんの治療

開胸手術
  • がんのステージI、IIとIIIの一部で採用されうる。
  • 基本は、腫瘍のある肺葉(肺は5つの肺葉に分かれている)の切除。
  • 転移を調べるために、リンパ節も一緒に切除することが多い。
  • がんの広がり、転移を確認しやすい。
  • 手術のあとは残りやすく、身体の負担は大きめ(骨や筋肉を切り、胸を開くため)。
胸腔鏡下手術
  • 胸腔鏡(カメラ)を使用することで、切開する範囲を狭くできる。身体への負担が小さい。
  • 現時点では、複雑な手術には、向かない(使える器具が限られる、突然の出血等に弱いなどから)。
  • 開胸手術より、がんを取り残すリスクが高い、とする専門家もいる。
  • 早期のがんに限って採用するところから、ほとんどの症例で採用するところまで、病院によって取り扱いに差がある。
抗がん剤
  • 抗がん剤のみによる治療、他の治療法との併用など、さまざま。全ステージで採用されうる。
  • 小細胞肺がんには、抗がん剤がよく効く。もっとも採用されやすい治療法。
  • 肺がんの約8割を占める非小細胞肺がんには、抗がん剤の効きが悪い。
放射線治療
  • 放射線治療のみから他の治療法との併用までさまざま。
  • 肺がんは、手術できない患者、手術だけで根治できない患者の割合が高く、他のがんより放射線治療のウェイトが高い。
平均的な入院日数 20.9日

※厚生労働省の患者調査(平成26年)より。

入院1件あたりの医療費 634,910円

※厚生労働省の医療給付実態調査(平成26年)より。

入院日数は、肺がんだけでなく、気管や気管支のがんも含みます。