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肝がんの主な症状

肝臓は沈黙の臓器という異名があります。
がんができても、がんとしての自覚症状はほとんどないようです。あるとすれば、肝炎・肝硬変など肝臓病による症状になるようです。
たとえば、食欲不振、全身倦怠感、腹部膨満感というような、ありがちな症状なので、肝がんを疑いにしては、漠然とし過ぎています。

実際に肝がんが分かるケースとしては、

というのが、多いようです。

転移性肝がんと原発性肝がん

肝がんは、転移性肝がんと原発性肝がんに大きく分けられます。

転移性肝がん

転移は、あらゆる臓器で起こります。その中でも、体内の血液が集まりやすい肝臓は、他の臓器で発生したがんが転移とやすいようです。

特に、肝臓に転移しやすいのが、大腸がん、胃がん、胆嚢・胆管がん、膵がんなどの消化器系がんです。
これ以外でも、乳がん、肺がん、頭頸部のがん、婦人科がん(子宮・卵巣がん等)、腎がんなども、肝臓に転移します。

他の臓器から転してきた肝がんを、転移性肝がんと呼びます。その治療は、転移元のがんの種類によって異なります。

なお、転移性肝がんが見つかった段階で、元となっているがんの方は、もっとも重い症状(ステージⅣ)に至っています。
転移性肝がんの治療方法は、元のがんの治療との兼ね合いで判断されるそうです。

原発性肝がん

肝臓で発生したがんを、原発性肝がんと呼びます。
原発性肝がんは、いくつかに分類することができます。

  • 肝細胞がん
  • 肝内胆管がん

原発性肝がんの多くは肝細胞がんです。
肝細胞がんの約80%が、B型肝炎、C型肝炎から起こるようです。その他に、アルコールや喫煙も。肝細胞がんの原因になりやすいようです。

肝がんの5年生存率
診断から5年後に生存している割合

肝がんは、がん全体の中では、5年生存率の低い(死亡が多い)です。

治療開始時のがんのステージ 生存率
I 腫瘍が1個で、血管やリンパ管などをおかしていない。 57.3%
II 腫瘍が単発だけど、血管やリンパ管などをおかしているか。または、小さい腫瘍が複数ある。 38.7%
III 大きな複数の腫瘍がある~まわりの臓器に転移している。 15.5%
IV リンパ節に転移している、または離れた臓器に転移している。 4.0%
全体 34.8%

全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査(2014年10月集計)により。

肝がんの治療

手術療法
  • もっとも、治る可能性が高い治療。
  • 腹を切開しない。
  • 胃を切除しない。
経皮的腫瘍焼灼療法(ラジオ波焼灼療法)
  • 手術についで、治る可能性が高い。
  • 腫瘍に電極針を刺し、ラジオ波の熱で腫瘍を破壊する。
経動脈的治療
  • カテーテル(医療用の柔らかい管)を使って、肝臓内に薬品を注入する化学療法。
  • 注入される薬品は、抗がん剤や塞栓剤(腫瘍を固めたり、腫瘍につながる動脈をふさぐ薬)。
放射線治療
  • 放射線療法、陽子線療法、重粒子線療法(後ろの2つは先進医療)
全身化学療法
  • 口から飲む経口抗がん剤または、静脈から注入する静脈内抗がん剤による治療。
  • 他の治療法を採れないときに、選択される治療法。
平均的な入院日数 18.8日

※厚生労働省の患者調査(平成26年)より。

平均的な医療費 584,182円

※厚生労働省の医療給付実態調査(平成26年)より。

※自己負担額ではなく実費。

再発の可能性と検査・治療

肝がんは、再発しやすく、完治という言葉を使いにくいがんだそうです。

特に、肝炎や肝硬変が肝細胞がんになった場合、肝炎や肝硬変が完治しない限り、新たにがんが生まれる危険が付きまといます。
そして、肝炎や肝硬変は、完治しにくい病気とされています。

手術などでいったん根治したとしても、年に数回の頻度で(病院によって異なります)、再発を見張る必要があるそうです。