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甲状腺の役割

甲状腺は、全身の代謝や成長にかかわる器官

体の中でいろいろな情報を伝え合う物質をホルモンと呼びます(by 東京女子医科大学)。ホルモンは全身のいたるところでつくられているそうです。

甲状腺は、ホルモンを作って送り出す器官の一つです。甲状腺ホルモンは、全身の細胞に働きかけて、エネルギー代謝や成長発育を促進します。

甲状腺の位置

甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にあります。縦が4cmほどで、蝶が羽をひろげたような形をしています。

甲状腺

甲状腺は薄く柔らかいで、首を触ってもわからないくらいです。

病気ではれてくると、手で触ることができるようになります。進行すると、首を見ただけでわかるようになります。

甲状腺がんの主な症状

原発性の(=他の器官からの転移ではない)甲状腺がんには、「乳頭がん」「濾胞がん」「髄様がん」「未分化がん」「悪性リンパ腫」の5つがあるそうです。ちなみに、乳頭がんは乳がんとは無関係です。

甲状腺がんの90%以上を乳頭がんが占めます。乳頭がんは、一般に成長の遅い腫瘍で、治る確率は90%以上です(by がん研究会有明病院)。

甲状腺のがんのほとんどは非常にたちがよいといわれ、他臓器のがんと比べて進行が遅く、比較的治しやすいがんです(by 伊藤病院)。

甲状腺がんの自覚症状には、以下のようなものがあります。

甲状腺がんができても痛いということは普通ありません。のどがつまる感じがするなどののどの違和感は、甲状腺がんと関係がある場合はむしろまれです。
また、甲状腺がんのために・・・(中略)・・・甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症のような全身的な体調の変化が起こることはありません(by がん研究会有明病院)。

甲状腺がんの5年生存率
診断から5年後に生存している割合

甲状腺がんの生存率はかなり高いです。

治療開始時のがんのステージ 生存率
I 甲状腺の内部に止まっている。 100%
II まわりの臓器またはリンパ節に、わずかに転移。 100%
III まわりの臓器またはリンパ節に転移している。 98.9%
IV 遠くの他の臓器に転移している。 71.2%
全体 91.5%

全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査(2014年10月集計)により。

甲状腺がんの治療

手術前に超音波検査をおこない、がんの広がりをよく調べて、できるだけ甲状腺を温存する手術を行います。

ただし、がんが広がっているときは、甲状腺全摘(すべて切除する)が必要になります。

甲状腺を全摘すると、生涯、甲状腺ホルモン剤によるホルモン療法をおこなうことになります(by がん研究会有明病院)。

手術
  • 甲状腺切除とリンパ節郭清をおこなう。
  • 甲状腺を全て摘出したときは、生涯甲状腺ホルモンを服用する。
  • リンパ節郭清とは、甲状腺の近くのリンパ節を切除すること。
国内の推計患者数 約5,000人
平均的な入院日数 16.5日

※厚生労働省の患者調査(平成26年)より。