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胆道がんの特徴

日本肝胆膵外科学会という学会があるほど、肝臓、胆のう、膵臓は関係の深い臓器です。
特に、胆のうは、肝臓で作られる胆汁の保管庫の役割を果たすので、働きの点でも、位置的にも、肝臓と密接です。

胆道がん治療には、手術が有効ですが、難易度の高い手術とされます。

胆のう自体は小さな臓器ですが、手術に際しては、肝臓や膵臓や十二指腸や胃など、周辺の器官も切除の対象になることが多いようです。
切除した後、それぞれの器官をつなぎ直さなければならないので、高度な技術と経験が求められるようです。

なお、胆管と、胆のうと、乳頭部(胆管と十二指腸のつなぎ目)を併せて、胆道と呼びます。
よって、胆管がん、胆のうがん、十二指腸乳頭部がんは、胆道がんに含まれます。

胆道がんの主な症状

胆道がんの自覚症状として、代表的なのが、黄疸(おうだん)です。

黄疸(おうだん)

皮膚や粘膜が黄色っぽく見える状態です。この他に、かゆみ、尿が濃くなる、便がクリーム色になる(白色便)などの症状も表れます。

ただし、強い痛みや発熱を伴う場合は、胆道がんの前に、胆石(胆のうや胆管にできる石)を疑った方が良いそうです。

その他の症状

みぞおちや右脇腹に痛みや、体重減少、発熱、食欲不振、全身倦怠(けんたい)感なども、病状が進むと表れるようです。

もっとも、これらは、他の病気でも見られやすいので、胆道がんを疑う決め手にはなりにくいです。

胆道がんの5年生存率
診断から5年後に生存している割合

胆道がんは、がん全体の中では、5年生存率の低い(死亡が多い)です。特に、ステージII以降の数値が、他のがんより目立って悪いです。

治療開始時のがんのステージ 生存率
I がんが胆管の中にとどまっている。 59.5%
II 周辺の臓器に転移している疑いがある。または、胆管の近くのリンパ節に転移している。 27.1%
III 周辺の臓器に転移しているが、範囲は限定されている。または、遠くのリンパ節に転移している。 17.0%
IV 胆のうから遠くの臓器に転移している。あるいは、腹膜に腫瘍が散らばっている(腹膜播種)。 2.8%
全体 27.4%

全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査(2014年10月集計)により。

なお、各ステージの説明は、ざっくりとしたイメージに過ぎません。正確ではありません。
胆道がんのステージの定義は、病院によって異なるようです。素人がこだわっても、あまり意味がないかもしれません・・・

胆道がんの治療

手術療法 現在、根治が望める唯一の治療法は「手術」です(by名古屋大学病院)。
手術の成功のみが、胆道がんを治す前提であり、~(中略)~手術療法を強くおすすめします(byがん研究会有明病院)。
全身化学療法 手術できないと判断された場合、抗がん剤による全身性化学療法が一般的であるようです。ただし、胆道がんは抗がん剤が効きにくいがんの一つであり、抗がん剤(化学療法)でがんを完全に治すことは困難です(by名古屋大学病院)。
放射線療法 放射線療法で胆道領域のがんを完全に治す事は困難です。手術が不可能な胆管がんに対してのみ、一定の効果があると報告されています(by名古屋大学病院)。
【参考サイト】
平均的な入院日数 38.6日

※厚生労働省の患者調査(平成26年)より。