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実績のある病院と、主な治療方法

このページでは、がんの治療に役立ちそうな情報を集めて整理しています。

実績に基づく病院ランキング(都道府県別)

治療実績を調べる方法はいくつかあります。

病院の数がとても多いので、各地域の拠点となる病院中心にとり上げています。

都道府県名をクリック(タップ)すると、それぞれのランキングに移動します

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がんの三大治療

がんの標準的な治療方法は手術療法抗がん剤治療(薬物療法)放射線治療の3つだそうです。

今も昔も、手術ががん治療の中心にあるようです。しかし、手術は身体への負担の大きさが、課題です。

そこで、内視鏡手術のような負担の少ない手術方法が開発されるとともに、抗がん剤治療(薬物療法)や放射線治療のような、手術以外の治療も、飛躍的に進歩しているようです。

現在では、がん治療の実績がある病院であれば、がんの種類や症状、患者の健康状態・体力などによって最適な治療法が選べるようになっています。また、複数の治療を組み合わせることも増えているそうです。

手術療法

がん細胞に侵(おか)された部分を切り取ってしまう治療法です。がん細胞が体内にあると、増殖し拡散しますから、がん細胞を取り除くのが、治療法としてはもっとも直接的です。

外科手術は、身体への負担が大きい

開頭手術、開胸手術、開腹手術となると、全身麻酔でおこないます。全身麻酔は身体への負担が大きいため、健康面で耐えられそうになければ、手術を受けることはできません。

逆に言うと、麻酔科専門医がいる病院で、全身麻酔がおこなわれるということは、事前に安全である確認が取れている、ということです。日本麻酔科学会調査によると、麻酔が原因で死亡する割合は10万例に1例ということなので、不安を感じることはありません。

いずれにしても、外科手術を受けるには、それなりの健康と体力が必要になります。

身体への負担が少ない内視鏡手術

最近では、内視鏡手術(内視鏡下手術、胸腔鏡手術、腹腔鏡手術)と呼ばれる、負担の少ない外科手術が普及しつつあるようです。
胸腔鏡、腹腔鏡は、それぞれ内視鏡の一種です。

腹や胸などに小さな穴(3mm~10mm)を数ヶ所あけ、そこから内視鏡(カメラ)と手術器具をいれて、テレビモニターを見ながら手術します。

全身麻酔をかけたり、胸やお腹を切り開く必要が無いので、身体への負担は軽いし、手術痕も小さくなります。
何でもかんでも内視鏡手術を適用する、というわけにはいかないようです。

がんがある程度以上進行すると、手術できない

そして、切除した部分が担当していた機能は、失われてしまいます。

ということは、がん細胞が広がり過ぎていたり、複数の器官に転移していると、外科手術できなくなってしまいます。

また、外科手術は身体に負担がかかるので、患者の体調によっては、実施が難しくなります。
今日、採用されることが多いのは。放射線治療や抗がん剤治療です。

化学療法や放射線治療と組み合わせる、集学的治療

手術、放射線治療、抗がん剤治療を組み合わせて、最大の治療効果を狙う、集学的治療が普及しつつあるそうです。
逆に、再発の危険性を下げるために、手術後に抗がん剤治療をおこなう、というケースもあるそうです。

もちろん、放射線治療を組み合わせることもあります。

質の高い集学的治療を受けるには、「腕の良い外科医がいるのがセールスポイント」みたいな、一芸に秀でた病院より、総合力の高い病院を選ぶ必要があります。

【参考】

放射線治療

放射線治療とは、エックス線、電子線、ガンマ線などの放射線で、がんの病巣を狙い撃ちして、がん細胞を破壊する治療法です。

身体を切り開くことも、臓器を切除することもないので、外科手術に比べると、身体への負担は小さくなります。

また、手術しにくい場所でも治療できるし、治療自体に苦痛はないそうです。

通院で治療を受けられるが、期間はそれなりにかかる

治療1回あたりの所要時間は短く(数分~30分)、通院で治療を受けることができます。

ただし、2週間~2ヵ月の範囲で、週5回通うことが多いようです。

放射線治療は、80%以上の癌で実施できる

腫瘍(しゅよう)には、固形腫瘍と液性腫瘍があり、がん全体の80%以上が、固形腫瘍だそうです。

放射線治療は、ほとんどすべての固形のがんでおこなわれます。ということは、80%以上の癌で実施できることになります。
がんの病巣を、ピンポイントで狙い撃ちする治療なので、以下のようながんは苦手のようです。

副作用の恐れがある

それでも、放射線治療によって、周辺の正常な細胞もダメージを受けます。そのため、副作用が出るかもしれません。
また、軽度の吐き気や食欲不振、倦怠感など、全身の副作用が出ることもあるようです。

なお、正常な細胞は、いったんダメージを受けても、身体の働きで元に修復されるそうなので、安心です。

原則として、一つの部位に、治療は一回だけ

以前に放射線治療をおこなった同じ部位(同じ臓器の同じ位置)に、もう一度放射線治療をすることは、原則としてないそうです。

厳密に調整してあるとはいえ、放射線は人体に有害です。同一部位に何度も放射線治療をおこなうのは危険、と考えられています。

【参考】

抗がん剤治療(薬物療法)

抗がん剤治療(薬物療法)は、薬を点滴、注射、服用することによる、がんの治療方法です。
言い換えると、抗がん剤治療(薬物療法)だけで根治するのは、難しいようです。

そのため、末期のがんの症状を緩和するためにおこなわれたり、他の療法と組み合わされることが多いようです。

治療効果と副作用のバランスが大事

抗がん剤は、がん細胞への攻撃になると同時に、健常な細胞も傷めます。薬は全身を巡るので、さまざまな副作用の恐れがあります。

治療効果と副作用による不快・苦痛とのバランスが、抗がん剤治療(薬物療法)では重視されます。
抗がん剤の組み合わせ方や、副作用の緩和方法などに、取り扱う症例数の差が出るそうです。

抗がん剤はだんだん効かなくなる

しかも、投与していた薬だけでなく、抗がん剤全般が、効きにくくなる傾向があるそうです(多剤耐性)。

初めに投与した抗がん剤がだんだん効かなくな。⇒別の薬に変更するが、これもだんだん効かなくなる。⇒そのうち、どの薬を投与しても、大して効かなくなる・・・という悪循環に陥りやすいようです。

現在のところ、そうなるメカニズムが明らかにされつつある、という段階のようです。原因が解明されて、対策が講じられるまでに、いましばらくかかりそうです。

抗がん剤治療(薬物療法)への疑問の声

ネットや出版物には、抗がん剤治療(薬物療法)に懐疑的な意見が多く見られます。

おそらく、抗がん剤の副作用と、がん細胞が抗がん剤への耐性を持つことの2つが、疑問の声の根底にあるのでしょう。
しかし、現時点では、治癒の見込みが無くなったときに、抗がん剤とどう付き合っていくかは、それぞれの人が判断するしかなさそうです。

あえて、抗がん剤の副作用に苦しむことのない余生を選ぶ、という方もいるようです。

75歳以上の患者では、延命の効果無しか?

2017年4月27日付で、国立がん研究センターが、末期の肺がん患者に対する抗がん剤治療(薬物治療)についての調査結果を公表しました。

それによると、75歳以上の患者では、抗がん剤治療の延命効果が認められない、とのことです。

ただし、この調査は対象者数が少なく、結論付けるのは早計であるとのこと。そこで、厚生労働省はさらに大規模な調査をおこなうようです。

抗がん剤治療(薬物医療)とどう付き合うか!?考えさせられます。

先進医療

先進医療は、その名前の通り、先進的な医療技術です。従来の治療方法の限界を超えられる、あるいはもっと高い治療効果を期待できる、最新の医療技術です。

ただし、期待はできるかもしれないけれど、それなりのリスクはあるし、マイナスの面もあります。

先進医療は、評価中の医療技術

先進医療には、以下のような面もあります。

先進医療は厚生労働省が管轄しています。
そうなると、先進医療とは呼ばれなくなり、健康保険などの適用を受けるようになります。

先進医療の治療費用が高額になりやすいのは、優れているから値段が高い、ということではありません。健康保険を適用できるレベルに達していないから値段が高い、というのが現実です。

つまり、先進医療というのは、技術としては先進的だけど、有効性を公式に認められていない医療技術、ということになります。
けっこう狭き門です。

粒子線治療

放射線治療を発展させた医療技術のようです。

陽子線治療は、12の医療機関で実施されており、治療費(全額自己負担)は約276万円です。重粒子線治療は、5つの医療機関で実施されており、治療費(全額自己負担)は約309万円です。

どちらの治療も、先進医療の中でも高額ですが、年間実施件数は飛び抜けて多くなっています。医療保険、がん保険などから保険金が出るからかもしれませんが・・・
これだけの年月をかけても、放射線治療など既存の治療法に対する優位性を証明できていない、ということです。

温熱療法

この性質を活かしたのが温熱療法です。

発展途上の医療技術

温熱療法のメカニズムはいたってシンプルですが、がん細胞だけを加熱できる装置の開発は難しいようです。

それもあって、温熱療法だけでがんを根治することは難しく、放射線治療、抗がん剤治療などと組み合わせておこなわれるのが一般的とのことです。

理論上は、血液がん以外のすべてのがんに効果があるはずだけど、科学的に有効性が確認されているがんは、限られているようです。

検索サイトで"温熱療法"を検索すると、多くの病院のサイトが見つかります。しかし、日本有数のがんの実績を持つ病院の名前はほとんど見当たりません。まだまだマイナーな治療法のようです。

新しいがんの治療法として注目されていますが、現時点では発展途上の医療技術と言えそうです。

範囲を限定した温熱治療には、保険適用されるものも

現在のところ、ラジオ波あるいはマイクロ波を使っての、範囲を限定した温熱治療に限って、健康保険の適用が認められています。
電極針を、体外から腫瘍に刺して、針の先端に熱を発生させて、腫瘍を焼きます。

肝がんへのラジオ波焼灼術

また、東京大学病院は、手術数142に対して、ラジオ波焼灼術の治療数は401となっています。

ただし、肝がんの手術数は日本有数なのに、ラジオ波焼灼術の治療数が少ない病院もあります(がん研有明病院など)。

【 参考サイト 】

副作用は少なく、費用は控えめ

開腹する必要がないので、身体への負担は軽くなります。他のがんの療法に比べると、副作用のリスクは小さいようです。

また、一つの部位に一連の治療をおこなって、健康保険で3割自己負担の人なら、3万円くらいの出費にとどまるそうです。がんの治療としては、安価な方です。

安全性が高くて安価。進歩、普及してほしい医療技術ですね!

免疫療法

健康な人の体内でも、毎日数千個のがん細胞が発生するそうです。

それでもがんの症状がでないのは、免疫システム(有害なものを排除し、身体を守る仕組み)が、がん細胞を排除しているからです。

免疫療法の仕組み

免疫システムの力が弱ってくると、がん細胞を排除しきれなくなって症状が出始める、と考えられます。

免疫療法は、弱った免疫システムを活性化し、その力でがんに対抗する、という治療法です。
免疫治療は、白血球の中の免疫細胞をいったん取り出して、活性化してから、体内に戻します。

免疫治療の最大のメリットは、もともと患者の体内にある免疫細胞を使うので、副作用が起こりにくいことです。

免疫療法の多くは、治療効果が未知数

免疫療法にはいろいろな種類がありますが、公式に治療効果が認められている(=厚生労働大臣の承認を受けている)のは、ごく一部です。

2016年に、効果への期待と高額な価格で話題になった免疫チェックポイント阻害薬『オプジーボ』は、免疫療法に基づく薬物として、正式に承認されたものの一つです。

こうした治療を実施している医療機関は、さも有効であるかのように説明するかもしれませんが、言葉通り受け取るのは危険です。

先進医療となっている免疫療法が複数ある

先進医療として実施されている免疫療法が複数あります。
そして、先進医療であっても、治療費用は、全額自己負担になります。
治療費に見合う効果は得られないかもしれませんが、危険性は低いです。

言い換えると、健康保険の適用を受けられず、先進医療でもない治療法には、高いリスクがある、ということになります。

免疫療法が、広く実施される時代が、早く来てほしいですね・・・