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FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」を徹底分析

FWDは、香港に拠点を置く投資会社パシフィック・センチュリー・グループの保険事業部門として、2013年に設立されました。

現在は、東アジア〜東南アジアの国々で、保険事業を展開しています。

2017年に、米国AIGグループの傘下にあったAIG富士生命を、FWDグループが買収し、FWD富士生命が誕生しました。アジア系の外資企業は、生命保険業界ではまだ珍しいです。

元をたどると、富士火災海上保険の子会社として1996年に設立された富士生命まで遡ります。ということは、日本ですでに20年以上生命保険業を営んでいます。

主要な商品ラインナップは、前の時代から引き継がれています。

中でもがん保険は、以前から人気の高かった商品です。現在もその魅力を保っています。

そんなFWD富士生命のがん保険「新がんベスト・ゴールドα」を徹底分析します。

FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」の長所・短所

FWD富士生命のがん保険「新がんベスト・ゴールドα」のメリット・デメリットを、このサイトが重視する7つの切り口でチェックしました。

「新がんベスト・ゴールドα」を7つの視点で総点検

「新がんベスト・ゴールドα」を、7の切り口で評価しました。

評価はの数で表します。最高が★★★で、最低が★★★です。

★★が不満のない水準です。

評価項目 評価
保障の手厚さ・幅広さ ★★★
プラン設計の柔軟性 ★★★
耐久性 ★★★
医療保険との相性 ★★★
診断給付金の手厚さ ★★★
通院保障の手厚さ なし
割安感 ★★
総合評価 ★★★

保障は薄いけど割安感が高いとか、診断給付金重視型とか、商品ごとに個性があります。の多い少ないだけで商品を評価するのは危険です。

「新がんベスト・ゴールドα」は、がんの診断給付金(診断一時金)を主契約とする、シンプルながん保険です。

がんの給付金の中で、ある意味最も強力な診断給付金を前面に出すことで、シンプルでありながら、スキのない保障を実現しています。

ただし、診断給付金の特性上、納得できる保障を目指すと、保険料は高くなりがちです。

各評価項目の趣旨・意味

上の評価項目のうち、補足説明が必要そうなものについて、その趣旨とか意味合いを以下で説明します。

保障の手厚さ・幅広さ

がんは、日本人にとって最も重要な病気の一つだけに、医療技術の開発は活発です。治療法は多岐にわたります。

多様ながん治療を、どれだけ幅広くフォローできるかを判定しています。

プラン設計の柔軟性

がん保険から出る給付金は、加入している本人が自分のために使います。よって、加入者それぞれの、預貯金、収入の見込み、健康への心配事などに、柔軟に対応できることが望ましいです。

また、すでに医療保険や医療特約に入っていると、がん保険は、それらと共存できる入り方をしたいです。

保障プランを柔軟に設計できると、加入者のニーズに適確に応えられますし、保障のムダをなくせて経済的です。

耐久性

がん保険は、一生続ける可能性が高い保険です。保険を使うのは、加入してから数十年後になるかもしれません。

長い年月保険料を払い込んで、いざ保険を使うときになって、保障が経年劣化していては困ります。

あたり前のようですが、これができていないがん保険は、意外とあります。

診断給付金の手厚さ

医療技術の進歩に伴い、がんの治療法は多様化しています。今後もこの傾向は続きそうです。

そうした変化にもっとも力強く応えてくれるのが診断給付金(一時金)です。

また、早いタイミングでお金が手元に来るので、使い勝手も良いです。

診断給付金は、ほぼすべてのがん保険にありますが、中身は少しずつ異なります。

通院保障の手厚さ

がんの入院保障(保険による入院費用の準備)は、現代の医療保険やがん保険の入院給付金で、十分に対応できます。

一方、通院保障については、がん専用の通院給付金を提供する商品は増えているものの、まだまだ発展途上です。

医療保険との相性

医療保険に入っている人が、がん保険に入る場合、どちらも医療系の保険なので、保障の重複が起こりやすいです。

重複は保険料のムダづかいになります。医療保険との組み合わせやすさを判定しています。

シンプルかつ強力な主契約

「新がんベスト・ゴールドα」の主契約は、診断給付金(正式名:悪性新生物診断給付金)だけと、シンプルな仕組みです。

診断給付金そのものは、ほとんどのがん保険で提供されています。

「新がんベスト・ゴールドα」が特徴的なのは、以下の点です。

つまり、思いっきり診断給付金に寄せた保障内容です。

診断給付金が最強である理由

がんや、あるいはがんを含めた三大疾病(がんの他に、心疾患、脳血管疾患)のために保険を検討するとき、20年30年経っても劣化しない商品を選ぶことは、とても重要です。

これらの病気には、次のような特徴があります。

高齢になるほどかかりやすいということは、これらの病気で保険を使うのは、加入してから数十年後になる可能性が高いです。

にもかかわらず、治療法の進化が活発なので、ダメな保険に加入してしまうと、いざ使うときには、経年劣化して役に立ちません。

その結果、数十年に渡って払い込んだ保険料がムダになってしまいます。

たいていのがん保険は、現時点でのがん治療では有能です。しかし、それは当然の前提であり、がん保険の値打ちは、20年30年経っても役に立つか?にあります。

そして、がん保険の給付金の中で最も劣化しにくいのが、診断給付金です。

医療技術が進歩したら、治療法が変わる

がんは、昭和56年以降、日本人の死因の第1位を堅持しています。

そういう病気なので、医療技術の研究・開発は活発です。新たら、変化するのは治療法です。

治療法が改善されて、これまで10日の入院が必要だったの新るとか、入院しなくても通院で実施できるとか。

ときには、これまでとは違うアプローチの治療法が登場するかもしれません。

がん保険は、一生の保険として加入することが多いです。そんながん保険が、数十年で劣化するようでは、欠陥品と言うほかありません。

治療法の影響を受けない診断給付金

診断給付金が、経年劣化に強いのは、治療法の影響を受けない仕組みだからです。

診断給付金は、医師によるがんの診断が確定したら、保険会社に給付金の支払いを請求できます。

治療を受ける受けないにかかわりなく、入院するしないにかかわりなく、入るときに決めた金額を受け取ることができます。

こういう仕組みなので、今後、想像を絶するように治療法が登場しても、それに対応できます。

もし、がんという病気自体が撲滅されたら、さすがに診断給付金も役に立たなくなりますが、そのときはがん保険の存在意義も無くなります。

最も早いタイミングで給付金をもらえる

上で説明したように、診断給付金は、診断が確定したら給付金支払いを請求できます。

診断確定が支払条件ということは、がん保険のすべての給付金の中で、最も早いタイミングで、給付金をもらえるということです。

がんばってテキパキと保険会社に請求手続きしたら、治療開始前後に、まとまった金額の診断給付金を受け取ることができます。

医療保険やがん保険の他の給付金は、保険会社に請求できるのが、早くても治療開始後です。大半は、治療後の請求になります。

早いタイミングでまとまったお金が手に入れば、使い方は広がります。この点も、診断給付金の強みです。

診断給付金と治療給付金を混同しないように

診断給付金と似た給付金に、治療給付金があります。

がんの診断確定が支払条件の診断給付金に対して、治療給付金は、所定の治療を受けることが、給付金請求の条件です。

診断後に治療を受けることが条件なので、診断給付金より、給付金が出る条件は一段厳しくなります。

また、給付金が出るタイミングも、治療給付金の方が遅くなります。

というような違いがあるので、混同すると、後で痛い目にあうかもしれません。

シンプルだが、やや分かりにくい?

主契約は診断給付金一本という、シンプルな構成のがん保険です。

全体的にスッキリして分かりやすいですが、部分的に難解です。誤解しないよう、ご注意ください。

「新がんベスト・ゴールドα」を構成する給付金

ひとまず、このがん保険を構成する給付金を、下にまとめました。*印のあるのが特約です。

各給付金の受取額は、下表の金額の範囲内で、加入するときに指定します。

保障 概要
悪性新生物診断給付金 初めてがんと診断されるか、それから2年経過後にがんで入通院したら(入院継続を含む)50〜300万円。
上皮内新生物診断給付金* 上皮内新生物の診断が確定したら10〜100万円。
抗がん剤治療給付金* 抗がん剤治療・ホルモン剤治療のために入通院したら5〜30万円。
がん放射線治療給付金* 放射線治療を受けたら5〜30万円
悪性新生物診断割増給付金* 悪性新生物診断給付金に2回め以降に該当したら、給付金額を増額。
悪性新生物初回診断一時金* 悪性新生物診断給付金に初めて該当したときに、50〜250万円増額。
がん先進医療給付金* がんの先進医療を受けたときに、その技術料と同額(通算2000万円限度)。
がん先進医療一時金* がんの先進医療を受けたときに、がん先進医療給付金の10%を上乗せ。
がん疼痛ケア給付金* がん性疼痛緩和のために入通院したら、月に5〜30万円(通算12回限度)
女性がん手術給付金* がんで乳房観血除術or卵巣観血除術or子宮観血除術を受けたら10〜30万円。
乳房再建術給付金* 乳房観血除術の後、乳房再建術を受けたら10〜30万円。
がん手術給付金* がんのために所定の手術を受けたら10〜30万円。

ほとんどは、他社のがん保険でも見かける給付金です。

例外が、「悪性新生物診断割増給付金」と「悪性新生物初回診断一時金」です。どちらも、主契約の悪性新生物診断給付金をパワーアップする特約です。

この2つは、いっしょには付加できません。付加できるのは、いずれか一方だけです。

悪性新生物診断割増給付金は、悪性新生物診断給付金を2回め以降に受け取るときに、診断給付金を増額します。

2タイプあって、I型を選ぶと2倍に、II型を選ぶと3倍に増えます。ただし、II型を選べるのは、診断給付金が200万円以下のときに限られます。

悪性新生物診断給付金割増給付特則で、この給付金を付加できます。治療費だけでなく、治療の長期化や再発等による収入減の保障を目的としています。

一方の悪性新生物初回診断一時金を付けると、名称のとおり、初めて悪性新生物診断給付金を受け取るときに限り、増額されます。

悪性新生物初回診断一時金特約で、この給付金を付加できます。

診断給付金を大きくする3つの方法

「新がんベスト・ゴールドα」で、診断給付金を手厚くする方法は、3通りあります。

  1. 主契約の悪性新生物診断給付金の金額を厚くする。
  2. 悪性新生物初回診断一時金(悪性新生物初回診断一時金特約)を付加する。
  3. 悪性新生物診断割増給付金(悪性新生物診断給付金割増給付特則)を付加する。

がんの治療費だけでなく、治療中の生活費も用意するなら3です。

逆に、治療費だけを保険で準備するなら1か2です。もちろん、3でも準備できますが、保険料が他の2つよりかなり高くなります。

2の方法だと、給付金の金額が大きくなるのは初回だけですが、2回め以降も給付金は出ます。初回に200〜300万円もらっておけば、2回め以降が100万円だとしても、十分に役立ちます。

1と2の保険料を比べると、2の方が安いですが、差は小さいです。人によっては1を選ぶかもしれません。

詳しくは、下のお勧めの保障プランでご案内しています。

医療保険と組み合わせやすい

最近の医療保険は、がん関連の特約が充実しています。医療保険だけでも、手厚いがん対策は可能です。

とは言え、医療保険とがん保険の両方に入る選択も“あり”です。特に次のようなケースでは。

3つのうち、上の2つは文字通りの意味です。3つめは、少し補足します。

医療保険によっては、がん専用の特約を無くして、そのかわりに、がんを含めた三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)の特約や、三大疾病を含めた七大生活習慣病(三大疾病に加えて、糖尿病、高血圧症、肝疾患、腎疾患)の特約を提供しています。

それらの特約は、対象となる病気が広い分、がん保険より保険料が高くなったり、一つ一つの保障が単純過ぎることがあります。

もし不満があれば、医療保険に好みのがん保険を組み合わせるほうが、納得できる保障に、割安な保険料で加入できます。

「新がんベスト・ゴールドα」は組み合わせやすい

ただし、医療保険とがん保険は、どちらも医療系の保険です。目的が似通っているので、両方に加入すると、保障の重複が起こりやすいです。

もちろん、保険から多くお金をもらうために、わざと二重にするのは“あり”です。しかし、心ならずも保障が重複するのは、保険料のムダになります。

医療保険は、どの保険会社の商品も仕組みが似ています。一方、がん保険には、医療保険と合わせやすいもの、合わせにくいものがあります。

よって、医療保険とがん保険を組み合わせるときは、合わせやすいがん保険を探さなければなりません。

医療保険の主契約は、入院給付金と手術給付金を主契約とした、入院保障中心の保険です。また、新しい医療保険だと、手術給付金と同じように、放射線治療給付金が、しばしば主契約に組み込まれています。

一方、「新がんベスト・ゴールドα」の主契約は、診断給付金です。よって、医療保険の主契約とカブることはありません。

ただし、不用意に特約を付加すると、重複するかもしれません。注意が必要な特約は・・・

医療保険とがん保険を組み合わせる

医療保険との使い分け方

「新がんベスト・ゴールドα」の診断給付金は、がんの診断確定で、保険会社に給付金の支払いを請求できます。給付金の金額は、加入するときに決めた金額(50〜300万円)です。

すみやかに手続きすれば、うまくいけば治療開始前後に給付金を受け取ることができます。

医療保険などの入院給付金は、入院日数分の給付金が出る仕組みなので、退院してからの請求になり、お金を受け取るのは治療後になります。

よって、治療の序盤で受け取ることのできる診断給付金は、何かと便利です。

診断給付金のデメリット

優れた部分が多い診断給付金ですが、もちろん弱点もあります。

給付金の金額と治療費は一致しない

診断が下った後の、治療の進め方に影響されないのは、診断給付金の強みでもあり、弱みでもあります。

診断給付金の金額は、加入するときに決めた金額なので、病状とか治療内容とはリンクしません。

よって、実際に必要な金額とは、大きく食い違う恐れがあります。

だからこそ、加入するときに、給付金額をいくらに設定するかで、悩まされます。

足りなくなると困ります。余るほうがまだマシですが、結果として、必要以上に高い保険料を払っていたことになります。

保険料が高くなりやすい

診断給付金の金額を低く設定したために、実際にがんにったときに、給付金で治療費をカバーできないと困ります。

それを避けたいなら、できるだけ診断給付金を高額に設定するしかありません。

しかし、保障を大きくすると保険料も高くなります。特に診断給付金は、保険料が高くなりやすいです。

以下の表では、メットライフ生命とオリックス生命のがん保険の、最小限の保障プランの月払い保険料と、FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」の、診断給付金100万円と200万円の保障プランの月払い保険料を、比較しています。

加入年齢 オリックス生命 FWD富士生命
100万円 200万円
30歳 2,445円 1,729円 2,844円
40歳 3,176円 2,248円 3,840円
50歳 4,000円 2,852円 5,005円
60歳 4,856円 3,541円 6,336円
70歳 5,725円 4,140円 7,497円

オリックス生命のがん保険は、他社より主契約が手厚いので、保険料もそれなりに高くなります。

「新がんベスト・ゴールドα」の、診断給付金100万円の保険料は、そんなオリックス生命よりは安くなりました。

次に、診断給付金を200万円に増額すると、「新がんベスト・ゴールドα」の保険料は、他の2社よりあきらかに高くなっています。

診断給付金の保険料が高くなりやすいのは、「新がんベスト・ゴールドα」に限ったことではありません。

がんは日本人の二人に一人がかかる病気です。そんな病気の診断給付金なので、それなりの保険料をいただかないと、保険会社はやってられません。

通院給付金は無いけれど、他の給付金で補える

一般論としては、入院治療に比べて、通院治療はまとまった出費になりにくいです。

通院でも、自己負担は意外と大きくなる

がんの場合、三大治療のうちの2つ、放射線治療と抗がん剤治療は、過半数が通院でおこなわれています。

放射線治療は、通院といっても連日病院に行かなければなりません。治療期間や治療費だけでも手術入院より重たい上に、交通費などの雑費もかかります。

抗がん剤治療は、投与される薬の値段にもよりますが、放射線治療のように短期集中の出費にはなりにくいです。

ただし、通院間隔が空くからこそ、高額療養費制度(詳しくは高額療養費制度の使い方)を使いにくいです。その結果、自己負担額や交通費などを集計すると、手術入院より高額になりがちです。

医療技術の進歩に伴って、治療費のかかる通院はさらに増えるかもしれません。

以下は、厚生労働省『患者調査』(平成26年)もとに、ここ10年くらいの、がんの入院患者数と通院患者数の推移をまとめたグラフです。

この10年間の、がんの通院患者数の推移グラフ

10年位前から、入院患者数より、通院患者数のほうが多くなっています。そして、この傾向は、今後さらに強まりそうです。

「新がんベスト・ゴールドα」には、通院給付金がない

「新がんベスト・ゴールドα」には、通院給付金(通院日数に応じて給付金が出る)がありません。がん保険としては、比較珍しいです。

もっとも、FWD富士生命が、通院保障を軽視しているわけではありません。

そもそも、「新がんベスト・ゴールドα」には、通院給付金どころか、入院給付金(入院日数に応じて給付金が出る)もありません。

こりがん保険は、入院か通院かで給付金を出す保険とは別の発想に基づいています。

「新がんベスト・ゴールドα」の給付金は、診断給付金と治療給付金のどちらかです。

がんと診断されたら、その後入院するか通院かにかかわりなく、診断給付金が出ます。

そして、所定の治療を受けたら、それが入院でおこなわれたか通院でおこなわれたかにかかわりなく、治療給付金が出ます。

通院給付金はなくても、通院でのがん治療に対して、何らかの給付金が出る仕組みになっています。

お勧めの保障プラン

「新がんベスト・ゴールドα」は、主契約の診断給付金とそれを強化する特約、そして治療給付金の特約からできています。

これらを組み合わせることで、いろんなパターンの保障プランを作ることができます。

それらの中で、このがん保険の特長を活かせる3つの保障プランをご案内します。

診断給付金で、すべてをまかなう

「新がんベスト・ゴールドα」の主契約である診断給付金は、あらゆる治療に対応できます。

よって、その給付金額を大きく指定できるなら、他の給付金が無くても、やっていけます。

ただし、給付金の金額をいくらに設定するかが悩ましいです。

がんの治療にかかる費用でご案内したように、300万円が一つの目安になります。

とすると、主契約の給付金額を300万円にするのが手っ取り早いです(プラン1)。

ただし、主契約の診断給付金は、2年に1回の限度はありますが、回数無制限でもらえます。何回か受けって、合計して300万円に達するのでも、問題ありません。

とすると、主契約の診断給付金を100万円にして、悪性新生物初回診断一時金(悪性新生物初回診断一時金特約)100万円を付加する、というのも良さそうです(プラン2)。

初めてがんと診断されたときは200万円しか出ませんが、2年経過後にまだ治療が続いていたり、転移・再発したら、改めて100万円が出ます。合計して300万円になります。

初回の治療だけで治ったら、受け取るのは200万円にとどまります。初回時の治療だけなら、保険が適用される治療を受ける限り、200万円を超える危険は少ないです。

例として、上の2つのプランの、30歳女性の月払い保険料を算出しました。

保障内容 月払い保険料
プラン1 診断給付金(主契約)300万円 3,959円
プラン2
  • 診断給付金(主契約)100万円
  • 悪性新生物初回診断一時金100万円
2,365円

ところで、300万円を目安として保障プランをご案内していますが、100%この金額に収まるわけではありません。

確率で言うと、足りなくなるより、余る可能性のほうがずっと高いですが、実際のところはその時にならないとわかりません。

それが、診断給付金のみの保障プランの弱点です。

診断給付金と治療給付金とを組み合わせる

診断給付金は強力ですが、給付金額が治療の実費と連動しない、という弱点がありました。

その弱点を、治療給付金と組み合わせることで、やわらげます。これをプラン3とします。

組み合わせるのは、現在がんの三大治療に対応させて、以下の3つの治療給付金です(特約としては2つ)。

このプランだと、診断給付金の役割は、(1)治療の準備資金と、(2)治療給付金でカバーできない治療費になります。

治療費は、おもに上の3つの治療給付金でまかないます。

ただし、治療給付金は、それぞれ対象となる治療が限られます。3つのどれにも当てはまらない治療を受けたら、治療給付金は役に立ちません。

このように、治療給付金の守備範囲は、診断給付金より狭くて、融通が利きません。これが治療給付金の弱点です。

現時点では、三大治療(手術、放射線治療、抗がん剤治療)をカバーできていたら、ひとまず安心できます。

しかし、今後のことはわかりません。治療法の研究開発が進めば、そのうちに、三大治療以外の有力な治療法が登場し、普及するかもしれません。そうなると、治療給付金は劣化します。

3つのお勧めプランのまとめ

上の3つのプランを下表にまとめました。30歳女性の月払い保険料です。

保障内容 月払い保険料
プラン1 診断給付金(主契約)300万円 3,959円
プラン2
  • 診断給付金(主契約)100万円
  • 悪性新生物初回診断一時金100万円
2,365円
プラン3
  • 診断給付金(主契約)100万円
  • 治療給付金10万円
2,679円

これが保障の骨組みで、この他に、お好みに応じて、上皮内新生物診断給付金(保険料247円プラス)とか、がん先進医療特約(保険料126円プラス)などを付加してください。

3つのプランのうち、一番オススメしにくいのが、「プラン3」です。治療給付金の経年劣化が心配です。

がんは、高齢になるほど発症しやすい病気です。がん保険を使うのは、加入してから30年後40年後になるかもしれません。

よって、保障が劣化しにくいことは、がん保険に求められる基本的な性能の一つです。

せっかく「新がんベスト・ゴールドα」を選ぶなら、診断給付金の強みをできる限り活かしたいです。

比較していただきたい競合商品

「新がんベスト・ゴールドα」を検討している方々に、比較していただきたい競合のがん保険を、ご案内します。

朝日生命「スマイルセブンsuper」

いわゆるがん保険ではありません。がんの他に、以下の病気が対象です。

主契約は一時金です。金額は30〜500万円の範囲で指定でき、年1回を限度に、回数無制限で受け取ることができます。

支払い条件は病気毎にきめられていますが、がんは「新がんベスト・ゴールドα」の診断給付金と同じく、がんまたは上皮内新生物の診断確定です。

特約は3つだけで、入院給付金とか通院給付金はありません。

マニュライフ生命「こだわりガン保険」

診断給付金を中心とした、シンプルな仕組みですが、他社にない特徴が色々とあります。

三井住友海上あいおい生命「ガン保険スマート」

主契約は入院給付金と手術給付金という、昔ながらのスタイルです。医療保険と組み合わせるのには、向いていません。

特約は6つですが、診断給付金(ガン診断給付特約)と通院給付金(ガン治療通院給付特約)も用意されています。

通院給付金の内容がとても優れています。がんと診断確定された日から5年間の通院が保障されます。5年経過後に再度診断が確定したり入院したら、さらに5年間保障されます。

診断給付金も、1年に1回を限度で100万円が出ます。これなら診断給付金だけでも、治療費の大半をカバーできそうです。

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