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マニュライフ生命「こだわりガン保険」を徹底分析

マニュライフ・ファイナンシャルは、カナダに本拠を置く世界的な大手金融サービスグループです。カナダ、米国、東〜東南アジアを中心に事業を展開しています。

マニュライフ生命はその日本法人で、設立は1999年です。

1996年に保険業法が改正され、保険業界は自由化に進みました。それを機に、大手保険会社系列、外資系、異業種からの参入などで、いくつもの生命保険会社が新設されました。マニュライフ生命も、そのうちの一つです。

ここ数年を見ると、マニュライフ生命の業績は上がったり下がったりですが、創業のときから見ると、急成長を遂げています。

2017年度末の個人保険新規契約高(新契約年換算保険料)では、全41社中6位でした。大手生命保険会社と肩を並べるレベルに迫りつつあります。

マニュライフ生命と順位の近い生命保険会社を以下に抜き出しました。

順位 会社名 新規契約高
3位 明治安田生命 1276億円
4位 住友生命 1207億円
5位 東京海上日動あんしん生命 1166億円
6位 マニュライフ生命 1026億円
7位 第一生命 980億円
8位 メットライフ生命 973億円
9位 大同生命 918億円
10位 アフラック 885億円

そんなマニュライフ生命のがん保険「こだわりガン保険」を徹底分析します。

マニュライフ生命「こだわりガン保険」の長所・短所

マニュライフ生命のがん保険「こだわりガン保険」のメリット・デメリットを、このサイトが重視する7つの切り口でチェックしました。

「こだわりガン保険」を7つの視点で総点検

「こだわりガン保険」を、7の切り口で評価しました。

評価はの数で表します。最高が★★★で、最低が★★★です。

★★が不満のない水準です。

評価項目 評価
保障の手厚さ・幅広さ ★★
プラン設計の柔軟性 ★★★
耐久性 ★★★
医療保険との相性 ★★★
診断給付金の手厚さ ★★★
通院保障の手厚さ ★★
割安感 ★★
総合評価 ★★

保障は薄いけど割安感が高いとか、診断給付金重視型とか、商品ごとに個性があります。の多い少ないだけで商品を評価するのは危険です。

「こだわりガン保険」は、がんの診断給付金(診断一時金)とガン克服サポート給付金を主契約とする、シンプルで個性的ながん保険です。

がんの給付金の中で、ある意味最も強力な診断給付金を前面に出しています。

それだけでなく、以下のような、他社にない特徴を兼ね備えています。

がん保険での非喫煙者保険料率は、意外と珍しいです。

他社にない魅力を持ったがん保険ですが、個性的すぎて、お勧めしにくい面もあります。

各評価項目の趣旨・意味

上の評価項目のうち、補足説明が必要そうなものについて、その趣旨とか意味合いを以下で説明します。

保障の手厚さ・幅広さ

がんは、日本人にとって最も重要な病気の一つだけに、医療技術の開発は活発です。治療法は多岐にわたります。

多様ながん治療を、どれだけ幅広くフォローできるかを判定しています。

プラン設計の柔軟性

がん保険から出る給付金は、加入している本人が自分のために使います。よって、加入者それぞれの、預貯金、収入の見込み、健康への心配事などに、柔軟に対応できることが望ましいです。

また、すでに医療保険や医療特約に入っていると、がん保険は、それらと共存できる入り方をしたいです。

保障プランを柔軟に設計できると、加入者のニーズに適確に応えられますし、保障のムダをなくせて経済的です。

耐久性

がん保険は、一生続ける可能性が高い保険です。保険を使うのは、加入してから数十年後になるかもしれません。

長い年月保険料を払い込んで、いざ保険を使うときになって、保障が経年劣化していては困ります。

あたり前のようですが、これができていないがん保険は、意外とあります。

診断給付金の手厚さ

医療技術の進歩に伴い、がんの治療法は多様化しています。今後もこの傾向は続きそうです。

そうした変化にもっとも力強く応えてくれるのが診断給付金(一時金)です。

また、早いタイミングでお金が手元に来るので、使い勝手も良いです。

診断給付金は、ほぼすべてのがん保険にありますが、中身は少しずつ異なります。

通院保障の手厚さ

がんの入院保障(保険による入院費用の準備)は、現代の医療保険やがん保険の入院給付金で、十分に対応できます。

一方、通院保障については、がん専用の通院給付金を提供する商品は増えているものの、まだまだ発展途上です。

医療保険との相性

医療保険に入っている人が、がん保険に入る場合、どちらも医療系の保険なので、保障の重複が起こりやすいです。

重複は保険料のムダづかいになります。医療保険との組み合わせやすさを判定しています。

シンプルかつ強力な主契約

「こだわりガン保険」の主契約は、以下の2つの給付金からできています。

ガン克服サポート給付金は、ガン診断給付金を補助する役割の保障です。よって・・・

実質的には、ガン診断給付金がメインと言えそうです。

診断給付金が最強である理由

がんや、あるいはがんを含めた三大疾病(がんの他に、心疾患、脳血管疾患)のために保険を検討するとき、20年30年経っても劣化しない商品を選ぶことは、とても重要です。

これらの病気には、次のような特徴があります。

高齢になるほどかかりやすいということは、これらの病気で保険を使うのは、加入してから数十年後になる可能性が高いです。

にもかかわらず、治療法の進化が活発なので、ダメな保険に加入してしまうと、いざ使うときには、経年劣化して役に立ちません。

その結果、数十年に渡って払い込んだ保険料がムダになってしまいます。

たいていのがん保険は、現時点でのがん治療では有能です。しかし、それは当然の前提であり、がん保険の値打ちは、20年30年経っても役に立つか?にあります。

そして、がん保険の給付金の中で最も劣化しにくいのが、診断給付金です。

医療技術が進歩したら、治療法が変わる

がんは、昭和56年以降、日本人の死因の第1位を堅持しています。

そういう病気なので、医療技術の研究・開発は活発です。新たら、変化するのは治療法です。

治療法が改善されて、これまで10日の入院が必要だったの新るとか、入院しなくても通院で実施できるとか。

ときには、これまでとは違うアプローチの治療法が登場するかもしれません。

がん保険は、一生の保険として加入することが多いです。そんながん保険が、数十年で劣化するようでは、欠陥品と言うほかありません。

治療法の影響を受けない診断給付金

診断給付金が、経年劣化に強いのは、治療法の影響を受けない仕組みだからです。

診断給付金は、医師によるがんの診断が確定したら、保険会社に給付金の支払いを請求できます。

治療を受ける受けないにかかわりなく、入院するしないにかかわりなく、入るときに決めた金額を受け取ることができます。

こういう仕組みなので、今後、想像を絶するように治療法が登場しても、それに対応できます。

もし、がんという病気自体が撲滅されたら、さすがに診断給付金も役に立たなくなりますが、そのときはがん保険の存在意義も無くなります。

最も早いタイミングで給付金をもらえる

上で説明したように、診断給付金は、診断が確定したら給付金支払いを請求できます。

診断確定が支払条件ということは、がん保険のすべての給付金の中で、最も早いタイミングで、給付金をもらえるということです。

がんばってテキパキと保険会社に請求手続きしたら、治療開始前後に、まとまった金額の診断給付金を受け取ることができます。

医療保険やがん保険の他の給付金は、保険会社に請求できるのが、早くても治療開始後です。大半は、治療後の請求になります。

早いタイミングでまとまったお金が手に入れば、使い方は広がります。この点も、診断給付金の強みです。

ガン診断給付金の仕組みに疑問

「こだわりガン保険」は、大きく捉えると、診断給付金をメインとしたシンプルながん保険です。

しかし、その診断給付金の中身をよく見ると、以下のような他社にない特徴があります。

要するに、がんの進行度に応じて、給付金の金額が3段階(上皮内がん〜がん〜重度のがん)で変動する仕組みになっています。

きめ細かな仕組みですが、似たような仕組みの他社商品は見当たらず・・・

消費者にとっては評価しにくい保険商品です。

診断給付金の金額の例

加入するときに、診断給付金額を指定します。それぞれ、50万円と指定したとき、100万円と指定したとき、300万円と指定したときの、3つのパターンごとに、受け取ることのできる金額を、下表に整理しました。

症状 50万円のとき 100万円のとき 300万円のとき
上皮内がん 25万円 50万円 150万円
がん 50万円 100万円 300万円
重度がん 100万円 200万円 600万円

重度のがんとは、(1)ステージIIIまたはIVと診断確定されるか、(2)約款(保険の契約書)所定のがんを指します。日本人の三人に一人ほどががんで亡くなっているので、重度がんと診断される可能性は、それなりにありそうです。

なお、初めてがんと診断されたときはステージIとかIIだったのが、その後進行して重度になったときは、2回に分けて半分ずつ給付されます。

重度がんと診断されてから5年生きていたら、さらに給付

上の重度のがんと診断されてから、5年経過したときに生存していたら、ガン克服サポート給付金が出ます。

金額は、診断給付金の半額です。上表では、上皮内がんと同額です。

症状の重さにより給付金額が変わる仕組みは合理的か?

「こだわりガン保険」の診断給付金の仕組みは、他ではお目にかかれないくらいにきめ細かいです。

でも、症状の重さによって給付額が変動する仕組みは、実際のところ合理的なのでしょうか?けっこう微妙です。

ステージが進むほど医療費がかかるとは限らない

上皮内がんの給付金額が安いことは、納得できます。しかし、ステージI〜IIと、ステージIII〜IVとで、どちらが費用がかかるかは、一概には言えません。

ステージIVのというのは、がんが複数の臓器に広がって、手術で取り除くのが困難な状態です。病巣が広がっているため、放射線治療も向きません。

このように、症状が重くなると、かえって打てる手が限られるので、治療費が大きくなるとは限りません。

ステージよりも患者個人の体力

がんの治療は、身体に負担がかかりやすかったり、強い副作用を伴うものが多いそうです。

そのため、高齢者の場合、体力や他の病気(糖尿病とか高血圧症とか)などに、がんの治療が左右されやすいようです。そして、がんは高齢者に多い病気です。

結果的に、がんのステージが同じでも、治療の進め方に個人差が出やすくなります。

よって、がんのステージで給付内容が切り替わる「こだわりガン保険」の仕組みは、こうした実態にそぐいません。

治療以外に使えると考えれば・・・

以上のように、症状の重さに連動して給付金額が増える「こだわりガン保険」の仕組みは、治療費の確保という意味では、合理性を欠いているように見えます。

ただし、受け取った給付金は、治療費以外にも有効活用できます。

たとえば、末期がんで余命宣告を受けていたら、亡くなる前に整理しておきたいことがあるかもしれません。亡くなった後も、葬式や埋葬の費用、遺品の整理・処分など、何かとお金はかかります。

そう考えると、「こだわりガン保険」の診断給付金も、使い方次第かもしれません・・・

自由に選べる特約

「こだわりガン保険」では、がん保険でよく見かける一通りの給付金が、特約として提供されています。

これらを主契約と組み合わせて、個々のニーズにあった保障プランを作れます。

「こだわりガン保険」の特約には、以下があります。

保障 概要
ガン入院特約 がんで入院すると、その日数に応じて入院給付金が出る。1日あたり5,000〜20,000円の範囲で指定できる。
ガン通院特約 がんで入院した後、退院後365日以内のがんの通院に対して、日数分の通院給付金が出る。日額は入院給付金の半額。
ガン手術・放射線治療特約 がんのために所定の手術か放射線治療を受けると、一時金が出る。金額は5〜30万円の範囲で指定。
抗ガン剤治療特約 所定の抗がん剤治療を受けると、一時金が出る。金額は5〜30万円の範囲で指定。
ガン緩和療養特約 がんのために所定の緩和ケアを受けると、一時金が出る。金額は5〜30万円の範囲で指定。
悪性新生物保険料払込免除特約 保険料払込期間中に、がんと診断されると、以後の保険料払込が免除される。
ガン先進医療特約 がんの先進医療を受けたら、その技術料相当額と5万円の見舞金が出る。

主契約をできるだけ大きくして、特約は最小限に

「こだわりガン保険」の主契約である診断給付金は、上で説明したように使い勝手が抜群に良いです。

給付金が出るための細々とした条件はないし、治療の初期にまとまった金額を受け取ることができます。

他の給付金には、上表のように、「○○日以内の〜」とか「所定の〜」というように、細々とした支払条件があります。条件に当てはまらないと給付金は出ません。

また、お金を受け取るのは治療後、というのが大半です。

せっかく「こだわりガン保険」に入るなら、診断給付金の強みを最大限活かしたいです。

そして、診断給付金額を大きく設定できるなら、特約はなくても良いです。付けるとしても、以下にとどめたいです。

ガン先進医療特約は10年更新型です。10年毎に保険料が見直されます。

診断給付金を大きくできなければ、特約で補う

ガン診断給付金は、実際にかかる治療費と関係なく、入るときに決めた金額が出ます。

そのため、給付金額と実際にかかった治療費の不一致が起こりやすいです。

となると、不足することが怖いので、給付金額をできるだけ大きくしておきたいです。

ただ、診断給付金を大きくすると、保険料もそれなりに高くなります。診断給付金は使い勝手が良いだけに、お高いです。

そこで、診断給付金を最低の50万円にして、足りないところを特約で代替する、という方法が浮上します。代替として使えるのは、ガン入院特約、ガン通院特約、ガン手術・放射線治療特約、抗ガン剤治療特約、ガン緩和療養特約の5つです。

残る悪性新生物保険料払込免除特約とガン先進医療特約は、診断給付金の代替にはなりません。

5つの特約の組み合わせ方は、大きく3パターンあります。

ガン入院特約+ガン通院特約

治療は、たいてい入院か通院(含む往診)でおこなわれます。

よって、入院給付金と通院給付金があれば、一通りの治療をカバーできそうです。

ところが、「こだわりガン保険」のガン通院特約は、意外と頼りになりません。

保障されるのは、がんで入院した後の、退院後365日以内の、がんのための通院に限られます。

近年、放射線治療や抗がん剤治療の過半数は、通院のみで実施されています。それらの治療に対して、ガン通院特約はまったく役に立ちません。

よって、ガン通院特約を適用できない通院費用は、診断給付金から捻出するか、自腹を切らなければなりません。

ガン手術・放射線治療特約+抗ガン剤治療特約+ガン緩和療養特約

今日では、手術と放射線治療と抗がん剤治療の3つを合わせて、がんの三大治療と呼ばれています。主流の治療です。

多くのがん保険は、三大治療に対応する給付金を提供しています。「こだわりガン保険」も、特約として提供しています。

この組み合わせ方の弱点は、どの特約にも当てはまらない治療を受けときに、お金が出ないことです。

現在主流の治療をカバーできていますが、逆に言うと少数派の治療法は対象外になります。

また、がん治療は研究・開発が盛んな分野なので、今後新しい治療が登場する可能性は高いです。そうした治療は、対象外になるかもしれません。

なお、緩和ケアは、根治を目指すのではなく、苦痛を和らげる治療です。三大治療には含まれませんが、最近、この治療専用の給付金を用意する保険会社が増えています。

5つの特約すべてを付加する

上の2通りの特約の組み合わせには、それぞれ弱点がありました。

5つの特約すべてを付加したら、それらの弱点をかなり抑え込めます。

とは言え、5つの特約を付加することにも、デメリットがあります。

もともと、診断給付金を据え置いて、特約を付加するのは、保険料を抑えることが目的でした。5つとも特約を付けると、けっこう高くなって、もともとの目的からズレるかもしれません。

また、5つの特約の間では、保障が重複します。たとえば、抗がん剤治療を受けたら、ガン通院特約と抗ガン剤治療特約の両方からお金が出て、必要額をオーバーする、というように。

ムダの無い保険に安い保険料で入りたい、という人には向きません。

どの方法も一長一短ですね。やはり、診断給付金を大きくするのが望ましいです。

医療保険と組み合わせやすい

最近の医療保険は、がん関連の特約が充実しています。医療保険だけでも、手厚いがん対策は可能です。

とは言え、医療保険とがん保険の両方に入る選択も“あり”です。特に次のようなケースでは。

3つのうち、上の2つは文字通りの意味です。3つめは、少し補足します。

医療保険によっては、がん専用の特約を無くして、そのかわりに、がんを含めた三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)の特約や、三大疾病を含めた七大生活習慣病(三大疾病に加えて、糖尿病、高血圧症、肝疾患、腎疾患)の特約を提供しています。

それらの特約は、対象となる病気が広い分、がん保険より保険料が高くなったり、一つ一つの保障が単純過ぎることがあります。

もし不満があれば、医療保険に好みのがん保険を組み合わせるほうが、納得できる保障に、割安な保険料で加入できます。

「こだわりガン保険」は組み合わせやすい

ただし、医療保険とがん保険は、どちらも医療系の保険です。目的が似通っているので、両方に加入すると、保障の重複が起こりやすいです。

もちろん、保険から多くお金をもらうために、わざと二重にするのは“あり”です。しかし、心ならずも保障が重複するのは、保険料のムダになります。

医療保険は、どの保険会社の商品も仕組みが似ています。一方、がん保険には、医療保険と合わせやすいもの、合わせにくいものがあります。

よって、医療保険とがん保険を組み合わせるときは、合わせやすいがん保険を探さなければなりません。

医療保険の主契約は、入院給付金と手術給付金を主契約とした、入院保障中心の保険です。また、新しい医療保険だと、手術給付金と同じように、放射線治療給付金が、しばしば主契約に組み込まれています。

一方、「こだわりガン保険」の主契約は、診断給付金です。よって、医療保険の主契約とカブることはありません。

ただし、不用意に特約を付加すると、重複するかもしれません。

医療保険とがん保険を組み合わせる

医療保険との使い分け方

「こだわりガン保険」の診断給付金は、がんの診断確定で、保険会社に給付金の支払いを請求できます。給付金の金額は、加入するときに決めた金額(50〜300万円)です。

すみやかに手続きすれば、うまくいけば治療開始前後に給付金を受け取ることができます。

医療保険などの入院給付金は、入院日数分の給付金が出る仕組みなので、退院してからの請求になり、お金を受け取るのは治療後になります。

よって、治療の序盤で受け取ることのできる診断給付金は、何かと便利です。

保険料の判断は難しい

「こだわりガン保険」は、がん保険には珍しく、非喫煙者料率があります。タバコを吸わないと、保険料が割引になります。

もっとも、JT(日本たばこ)の「全国たばこ喫煙者率調査」(2018年)によると、喫煙者は17.9%にとどまっています。非喫煙者のほうが、圧倒的に多数派です。

ということは、実質的には、非喫煙者の保険料が標準価格で、喫煙者だと保険料が割増される、と受けとめる方が正しいかもしれません。

競合商品と保険料比較

マニュライフ生命「こだわりガン保険」の保険料を、同じくタイプ(診断給付金をメインとする)のがん保険、FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」と比較しました。

診断給付金100万円の、女性の月払い保険料です。「こだわりガン保険」の保険料は、非喫煙者・喫煙者の両方を載せています。

加入
年齢
マニュライフ生命 FWD
富士生命
非喫煙者 喫煙者
30歳 1,977円 3,195円 1,729円
40歳 2,499円 4,096円 2,248円
50歳 3,134円 5,214円 2,852円
60歳 3,858円 6,479円 3,541円
70歳 4,528円 7,596円 4,140円

「こだわりガン保険」の喫煙者の保険料は、飛び抜けて高いです。これだったら、喫煙する人には、FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」をお勧めします。

一方、「こだわりガン保険」の非喫煙者の保険料は、FWD富士生命よりは高いものの、差はそんなに大きくありません。

ちなみに、FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」の診断給付金は、至ってシンプルです。上皮内がんのときは給付金は出ません(特約を付けると出ます)。また、重度がんでも加算はありません。もらえるのは、がんと診断されたときの100万円だけ。

一方の「こだわりガン保険」は、上皮内がんだと50万円、重度のがんだと100万円加算されて200万円もらえます。

この保障内容の差を考慮すると、マニュライフ生命「こだわりガン保険」の非喫煙者の保険料は、けっこう割安に見えます。

保障と保険料とのバランスで判断

がん保険は、生命保険会社が扱う保険商品の中で、商品内容の差が大きいです。そのため、複数商品を比べるとき、見積もり条件を同じにするのが困難です。

「こだわりガン保険」は、独自の仕組みが多いので、なおさら他社との保険料比較が難しいです。

上のように、多機能さを考慮すると、「こだわりガン保険」の非喫煙者の保険料が、割安に見えるかもしれません。

ただし、このことも上で説明しましたが、「こだわりガン保険」の診断給付金の仕組みは微妙です。

だったら、少しでも保険料の安いFWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」の方が、好ましく見えるかもしれません。

ちなみに、マニュライフ生命の診断給付金も、FWD富士生命の診断給付金も、2回目以降は、がんと診断された後、治療に取り掛からないと、給付金をもらえません。

マニュライフ生命は、がんのために入院することが必要です。一方、FWD富士生命の方は、入院でも通院でも、診断給付金が出ます。この点では、FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」の方が優れています。

こういうときは、ご自分の条件設定で見積もりして、具体的に見比べるのが一番です。

比較していただきたい競合商品

「生きるためのがん保険Days1」を検討している方々に、比較していただきたい競合のがん保険を、ご案内します。

朝日生命「スマイルセブンsuper」

いわゆるがん保険ではありません。がんの他に、以下の病気が対象です。

主契約は一時金です。金額は30〜500万円の範囲で指定でき、年1回を限度に、回数無制限で受け取ることができます。

支払い条件は病気毎にきめられていますが、がんは「生きるためのがん保険Days1」の診断給付金と同じく、がんまたは上皮内新生物の診断確定です。

特約は3つだけで、入院給付金とか通院給付金はありません。

FWD富士生命「新ベスト・ゴールドα」

主契約は診断給付金のみというシンプルながん保険です。

診断給付金は、最高300万円まで指定できます。2年に1回を限度に、回数無制限で受け取ることができます。

初回は診断確定が支払い条件で、2回目以降は、がんのための入院開始か通院することが条件です。

上皮内新生物は、主契約では保障されません。特約を付加すれば、保障されます。

特約は8つあり、いろんなニーズに対応できます。ただし、入院給付金とか通院給付金はありません。

三井住友海上あいおい生命「ガン保険スマート」

主契約は入院給付金と手術給付金という、昔ながらのスタイルです。医療保険と組み合わせるのには、向いていません。

特約は6つですが、診断給付金(ガン診断給付特約)と通院給付金(ガン治療通院給付特約)も用意されています。

通院給付金の内容がとても優れています。がんと診断確定された日から5年間の通院が保障されます。5年経過後に再度診断が確定したり入院したら、さらに5年間保障されます。

診断給付金も、1年に1回を限度で100万円が出ます。これなら診断給付金だけでも、治療費の大半をカバーできそうです。

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