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損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のがん保険を徹底分析

損保ジャパン日本興亜は、日本最大級の損保会社です。その系列の生命保険会社が、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命です。

損保ジャパンと日本興亜損保が合併して、損保ジャパン日本興亜となったのが2014年と最近のことです。

よって、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命名義での営業期間は、まだ長くはありません。

しかし、強力なグループ力を背景に、業績を順調に伸ばしています。2017年度末の個人保険新規契約高(新契約年換算保険料)では、全41社中12位でした。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命と順位の近い生命保険会社を以下に抜き出しました。

順位 保険会社 新規契約高
9位 アフラック 885億円
10位 プルデンシャル生命 850億円
11位 ジブラルタ生命 796億円
12位 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 727億円
13位 三井住友海上プライマリー生命 667億円
14位 アクサ生命 521億円
15位 三井住友海上あいおい生命 501億円

このページでは、そんな損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のがん保険を徹底分析します。

「勇気のお守り」の3つのタイプ

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「勇気のお守り」には、以下の3タイプがあります。

3タイプの特徴

最も大きな違いは、AI型とBI型が、定期保障(10年更新型)なのに対して、BII型は終身保障(一生の保障)、という点です。

タイプ 特徴
AI型 定期保障(10年更新型)。90歳まで自動更新できる。死亡保険金と生存給付金がある。
BI型 定期保障(10年更新型)。90歳まで自動更新できる。死亡保険金がある。
BII型 終身保障。

主契約や特約の品ぞろえは、上表の死亡保険金と生存給付金を除くと、3タイプとも同じです。

がん保険は、原則として終身保障

保険へのニーズは人それぞれです。こうでなければならない、ということはありません。

とは言え、特別な事情が無いなら、がん保険は終身保障にしたいです。なぜなら、がんは高齢になるほどかかりやすい病気だからです。

グラフは、厚生労働省『患者調査』(平成26年)から、年代別のがんのかかりやすさを表しています。

年代別のがんのかかりやすさのグラフ

高齢になるほど発症する危険がドンドン高くなります。そして、そのままが死因になる確率は高いです。がんは、1981年以降ずっと日本人の死因のトップにあります。

更新型の定期保険でも、一生の保障には向かない

「勇気のお守り」のAI型とBI型は、定期保障とは言え、自動更新できます。一生の保障として使えそうに見えますが、以下の2つの問題点があります。

90歳だと、日本人の平均寿命(女性が87.26歳、男性が81.09歳)を超えます。

しかし、平均寿命は、わずかずつながら年々増加しています。今後どこまで伸びるかはわかりませんが、これから加入するのに、90歳までの保障はリスキーです。

また、更新型は、加入時点の保険料は安くなりますが、更新のたびにそのときの年齢をもとに保険料が再計算されて、値上がりします。

性別・年齢・保障内容によりますが、だいたい2〜3回更新すると、終身保障タイプより高くなります。1回あたりの保険料も、生涯に払い込む総額でも、定期保障タイプの方が高くなります。

一生の保障として加入するなら、「勇気のお守り」の3タイプの中で、幅広くお勧めできるのはBII型です。

以下、BII型について、分析・解説を進めます。

「勇気のお守り」の長所・短所

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「勇気のお守り」のメリット・デメリットを、このサイトが重視する7つの切り口でチェックしました。

7つの視点で総点検

「勇気のお守り」を、7の切り口で評価しました。

評価はの数で表します。最高が★★★で、最低が★★★です。

★★が不満のない水準です。

評価項目 評価
保障の手厚さ・幅広さ ★★★
プラン設計の柔軟性 ★★
耐久性 ★★
医療保険との相性 ★★★
診断給付金の手厚さ ★★★
通院保障の手厚さ ★★★
割安感 ★★
総合評価 ★★★

保障は薄いけど割安感が高いとか、診断給付金重視型とか、商品ごとに個性があります。の多い少ないだけで商品を評価するのは危険です。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「勇気のお守り」にも、気になる点はありますが

現在販売されているがん保険の中では、お勧めしやすい商品です。

特に、診断給付金と通院給付金(がん外来治療給付金)は、他社を上回る優れた内容です。

気になるのは以下の点です。

このうち、医療保険や医療特約などとの組み合わせにくさは、どうしようもありません。

保障の重複は、保険料のムダにつながります。気になる点ですが、保障に穴があるわけではないので、致命的ではありません。

各評価項目の趣旨・意味

上の評価項目のうち、補足説明が必要そうなものについて、その趣旨とか意味合いを以下で説明します。

保障の手厚さ・幅広さ

がんは、日本人にとって最も重要な病気の一つだけに、医療技術の開発は活発です。治療法は多岐にわたります。

多様ながん治療を、どれだけ幅広くフォローできるかを判定しています。

プラン設計の柔軟性

がん保険から出る給付金は、加入している本人が自分のために使います。よって、加入者それぞれの、預貯金、収入の見込み、健康への心配事などに、柔軟に対応できることが望ましいです。

また、すでに医療保険や医療特約に入っていると、がん保険は、それらと共存できる入り方をしたいです。

保障プランを柔軟に設計できると、加入者のニーズに適確に応えられますし、保障のムダをなくせて経済的です。

耐久性

がん保険は、一生続ける可能性が高い保険です。保険を使うのは、加入してから数十年後になるかもしれません。

長い年月保険料を払い込んで、いざ保険を使うときになって、保障が経年劣化していては困ります。

あたり前のようですが、これができていないがん保険は、意外とあります。

診断給付金の手厚さ

医療技術の進歩に伴い、がんの治療法は多様化しています。今後もこの傾向は続きそうです。

そうした変化にもっとも力強く応えてくれるのが診断給付金(一時金)です。

また、早いタイミングでお金が手元に来るので、使い勝手も良いです。

診断給付金は、ほぼすべてのがん保険にありますが、中身は少しずつ異なります。

通院保障の手厚さ

がんの入院保障(保険による入院費用の準備)は、現代の医療保険やがん保険の入院給付金で、十分に対応できます。

一方、通院保障については、がん専用の通院給付金を提供する商品は増えているものの、まだまだ発展途上です。

医療保険との相性

医療保険に入っている人が、がん保険に入る場合、どちらも医療系の保険なので、保障の重複が起こりやすいです。

重複は保険料のムダづかいになります。医療保険との組み合わせやすさを判定しています。

主契約は、柔軟性を欠くがスキは少ない

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「勇気のお守り」を構成する保障(給付金)を、下表にまとめました。*印がついているのは特約(希望があれば付加できる)です。

保障 支払条件
がん診断給付金 がんの診断が確定したときに出る。2年に1回を限度に回数無制限。金額は50〜200万円。
がん入院給付金 がんのために入院したとき、その日数分出る。日額は5,000円~20,000円の範囲で指定可能。
がん手術給付金 がんのために所定の手術を受けると、その内容によって入院給付金日額の10〜40倍の一時金が出る。
がん外来治療給付金 がんのために通院したとき、その日数分出る。1日あたりは入院給付金日額と同じ。
がん先進医療特約* がんのために所定の先進医療を受けると、先進医療にかかる技術料と同額が出る(通算1000万円限度)。
がん死亡特約* がんにより死亡するか、余命6ヶ月以内のときに、死亡保険金が出る。
新女性特定がん入院特約* 女性が所定のがんで入院したら、入院給付金が上乗せされる。

主契約(必須の保障)に、4つの給付金(保険金)が盛り込まれています。

主契約が厚いので、保障の充実感は高いですが、加入者個々のニーズに合わせるのは苦手です。

主契約は、保障の重複がある

がん保険は、特定の病気に特化した保険だけに、競合商品の間で、保障の幅広さやきめ細かさを競い合う傾向が強いです。

ただし、競争が激化しているせいか、行き過ぎている商品が目につきます。

保障が手厚くなるのは良いですが、度を超えると、保障の重複が発生します。保障の重複は、保険料のムダにつながります。

「勇気のお守り」にも、そういう傾向が見受けられます。このがん保険の主契約には、以下の給付金が組み込まれています(必須の、外せない保障です)。

このうち、診断給付金は、給付金額を高額に設定したら、これ一つでがんの治療費をカバーできます。実際、そういう商品は他社にあります。

また、入院給付金と外来治療給付金(=通院給付金)を組み合わせると、すべての治療をカバーできてしまいます。特に、「勇気のお守り」の通院保障は強力です。

このように、バラしてもがんの保障として成立するような給付金を、一つの商品の主契約に組み込んでいます。

少数精鋭型の保障プランにして、保険料を節約したい方々にとっては、保障の重複が気になりそうです。

医療保険・医療特約などとは組み合わせにくい

主契約に複数の給付金が組み込まれた結果、プラン作成の柔軟性が低下し、医療保険や医療特約など他の保険との組み合わせが、難しくなっています。

「勇気のお守り」の主契約には、のがん入院給付金がん手術給付金が組み込まれています。医療保険などと組み合わせるとき、これが邪魔になります。

というのは、ほとんどの医療保険の主契約に、入院給付金と手術給付金が組み込まれています。もちろん、がんのときにもこれらの給付金は出ます。

つまり、医療保険と「勇気のお守り」とで、これらの給付金は重複します。

受け取る金額を増やすためにわざと重複させるなら良いですが、保険料を節約したい人にとっては、ムダになります。

手厚くてスキのない保障

主契約に複数の給付金が組み込まれていても、保障の抜け穴が見つかる商品のほうが多いです。

がんは高齢になるほど発症しやすいです。そのため、保険を使うのは、加入してから数十年後になる可能性が高いです。

年数の経過に伴って、保障が劣化しやすいがん保険が、けっこう多いです。がん保険選びにおいて、特に意識していただきたいです。

そんな中、「勇気のお守り」は、よく考えて作られており

現時点ではもちろん、先々も劣化にしにくいがん保険です。

診断給付金は、他社より強力

がんを巡る医療技術の研究開発は活発です。がんの治療は進化し、変化し、多様化しています。

一方、がん保険は通常長く続ける保険です。何十年と続ける可能性があります。

となると、続けるうちに、がん保険の中身が、医療の実態とズレないかが心配になります。

がん保険の保障の中で、がん治療の進化・変化への切り札となるのが、がんの診断給付金です。

メリットが大きな診断給付金

診断給付金は、がんの診断が確定したらもらえます。つまり、その後の治療法の影響を受けません。

また、診断が確定したら保険会社に給付金を請求できます。素早く手続きしたら、治療開始前か開始直後くらいに給付金を受け取ることができます。

受け取ったお金は、もちろん自由に使うことができます。

このような特長を持つ診断給付金なら、医療技術が進歩しても、がんという病気が撲滅されるまでは、役に立ちそうです。というか、がんが撲滅されたら、がん保険そのものが不要になります。

使い勝手の良い診断給付金だけに、ほとんどのがん保険で提供されています。「勇気のお守り」のように、主契約に組み込んでいる商品も、少なくありません。

そんな中でも、「勇気のお守り」の診断給付金は、他社より強力です。

他社より強力な診断給付金

どのがん保険の診断給付金も、パッと見は似たりよったりです。

しかし、実際に利用するときに、大きな違いになるかもしれないポイントがいくつかあります。

1回あたりの給付金額

診断給付金は、がんと診断されたら支払われます。ということは、(1)他のすべての給付金より支払条件が緩やかで、(2)他のすべての給付金より早くお金が出ます。

とても強力な給付金なので、診断給付金だけで、治療に必要な金額を準備できるなら、とても安心です。

ただし、診断給付金の金額は、加入するときに決めた金額そのまんまです。実際に治療にかかった金額がいくらであろうと、決まった金額です。

そのため、診断給付金を保障のメインにするなら、できるだけ大きな金額にしておきたいです。

しかし、がん保険によって、指定できる診断給付金の金額は異なります。

ところで、がんの治療のために、総額でいくらくらい用意すればいいかは、一概には言えません。がんは1回で治る病気ではなく、再発・転移することが多いため、治療費の個人差は大きくなります。

準備したい金額の目処は、がんの治療にかかる費用で説明しているように、300万円あたりです。必ず300万円かかるということではなく、そのくらいあれば、病気をこじらせても対応できそう、という意味です。

もっとも、「勇気のお守り」の診断給付金のように、複数回出るなら、1回あたりが300万円より少なくても足りるでしょう。

1回あたりの給付額を、150〜200万円の範囲で指定すれば、こじらせたときに、総額で300万円以上受け取れる可能性は高いです。

給付金の支払い可能な回数と、支払い間隔

診断給付金は、1回のみ支払われるものと、複数回支払われるものがあります。「勇気のお守り」では、2年に1回を限度に、回数無制限で受け取ることができます。

診断給付金が複数回支払われるなら、いろんな使い方ができます。

たとえば、1回の受取額を100万円としても、最短で4年間のうちに3回受け取ることができます。合計300万円になるので、治療費の大半をまかなえてしまいます。

逆に、診断給付金をできるだけ小さくして、毎回治療の支度金として使う方法もあります。その場合、治療費は、入院給付金などの他の給付金でまかないます。

どちらのやり方も筋が通っています。

ただし、「勇気のお守り」の場合、主契約に、診断給付金だけでなく、入院給付金、手術給付金、通院給付金(外来治療給付金)も組み込まれているので、2つ目の使い方を想定しているかもしれません。

2回め以降の支払条件

各社のがん診断給付金を調べると、そのほとんどは、初回と2回め以降とで、給付金の支払条件が異なっています。

よく見かけるのは、以下のタイプです。

つまり、2回め以降のほうが、条件が少し厳しくなっています。2回目以降は、診断給付金ではなく、治療給付金です。

そのうえ、2回め以降の治療について、細かく条件を付けている商品が多大半です。たとえば、入院したときに限るとか、特定の治療(手術、放射線治療、抗がん剤治療)を受けたときに限るとか、商品によってけっこう違っています。

ところが、「勇気のお守り」は、2回め以降の支払条件も、診断の確定としています。他社と比べて、特筆したい特長です。

診断給付金単体では素晴らしいけれど・・・

以上説明してきましたが、「勇気のお守り」のがん診断給付金は、この給付金単体で見ると、競争力が高くて魅力的です。

しかし、「勇気のお守り」の主契約には、診断給付金以外にも3つの給付金が組み込まれているため、使い方が難しくなっています。

診断給付金の良さを活かすため、給付金額を大きくすると、保障としての安心感は高まりますが、他の給付金との重複がそれだけ大きくなります。

希望者には、診断給付金だけのプランも選べるようにしてほしかったです。それが難しければ、せめて、手術給付金を特約にしてほしかったです。

通院給付金も、他社に勝る内容

一般論としては、入院治療に比べて、通院治療はまとまった出費になりにくいです。

ただし、がんのときも、そうなるとは限りません。

通院でも、自己負担は意外と大きくなる

手術、放射線治療、抗がん剤治療は、がんの三大治療と呼ばれており、がん治療の主流です。

そのうちの2つ、放射線治療と抗がん剤治療は、過半数が通院でおこなわれています。

放射線治療は、連日通院しなければなりません。治療期間は手術入院より長くなります。

また、治療費も、交通費などの雑費まで含めると、手術入院よりかかる可能性が高いです。

抗がん剤治療は、投与される薬の値段にもよりますが、放射線治療と違って、短期集中の出費にはなりにくいです。

ただし、通院間隔が空くからこそ、高額療養費制度(詳しくは高額療養費制度の使い方)を使いにくいです。

その結果、医療費自己負担や交通費など雑費を集計すると、手術入院より高額になりがちです。

通院でのがん治療は急増中

がんは、日本人の二人に一人がかかり、三人に一人が亡くなる病気です。

それだけに、医療技術の研究・開発は活発です。

これまでと同じ治療でも入院期間が短くなったり、あるいは入院しなくとも通院で治療できるようになっています。

以下は、厚生労働省『患者調査』(平成26年)をもとに、ここ10年くらいの、がんの入院患者数と通院患者数の推移をまとめたグラフです。

この10年間の、がんの通院患者数の推移グラフ

10年位前から、入院患者数より、通院患者数のほうが多くなっています。そして、この傾向は、今後さらに強まりそうです。

がん保険において、通院保障の重要性は強まっており、その傾向はまだまだ続きそうです。

がん外来給付金は、他社比では優位

「勇気のお守り」の主契約には、通院給付金が組み込まれています。名称はがん外来給付金です。

この給付金のポイントを整理すると、以下のようになります。

他社の通院給付金多くは、保障される通院が、かなり限定されています。(1)入院前後の通院しか保障しないとか、(2)特定の治療のための通院に限るとか。

上で説明したように、がんの通院治療はますます増えそうです。現在ですら、一部の通院しか保障できないよう通院給付金では、先々不安になります。

その点、「勇気のお守り」の外来治療給付金は、“がんの治療を目的として、医師の治療処置を伴う外来治療(通院・往診)”でさえあれば、受け取ることができます。心強いです。

唯一残念点は・・・

保障の対象となるのは、診断確定から1年以内の通院です。ただし、所定の4つの治療(手術療法、放射線療法、化学療法、疼痛緩和療法)が継続しているときは、1年ずつ延長されます。

延長されるのはうれしいですが、その条件に、4つの治療法が指定されている点は気になります。

このように、給付金の支払条件の中に、具体的な治療法が含まれていたら要注意です。

がん治療は研究・開発が急速です。20年30年すると、現在のどれにも分類できない、新しい治療法が登場しているかもしれません。

そういう治療法は、「勇気のお守り」のがん外来給付金の対象外になってしまいます。

このように、通院の保障期間延長の仕組みに不安はありますが、それを含めても、この給付金が業界トップクラスに充実していることに変わりはありません。

給付金が多い充実型としては割安

がん保険は、生命保険会社が扱う保険商品の中で、商品内容の差が大きいです。そのため、複数商品を比べるとき、見積もり条件を同じにするのが困難です。

よって、商品の保険料比較は、金額だけを見較べるのではなく、それぞれの保障と保険料のバランスで判断するしかありません。

例として、アフラック「生きるためのがん保険Days1」との保険料比較、シンプルな保障を武器とするFWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」との保険料比較を、順にご覧ください。

充実保障タイプとしては割安

アフラック「生きるためのがん保険Days1」は、もっとも売れているがん保険です。

主契約に複数の給付金が組み込まれており、仕組みは「勇気のお守り」と似ています。

2つのがん保険の、それぞれのおすすめプランの中から、入院給付金・通院給付金が10000円のプランの保険料を、下表にまとめました。

なお、保障も保険料の払込も終身で、女性の月払い保険料です。

加入年齢 ひまわり生命 アフラック
30歳 3500円 3485円
35歳 3876円 4247円
40歳 4278円 5159円
45歳 4794円 6030円

30歳の保険料は、アフラックの方が安いですが、差はわずかで、ほぼ同額と言えます。

それ以降の保険料は、「勇気のお守り」のほうが安いです。そして、年齢が上がるほど、その差はひらいでいます。

上で書いたとおり、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「勇気のお守り」には、保障の重複があります。もっと安くできるはずです。

ただし、特定の病気に特化した保険のジャンルだけに、各保険会社は、保障の充実度で争っています。そのため、他社でも、保障の重複は多く見かけます。アフラック「生きるためのがん保険Days1」もこのタイプです。

同じ傾向の商品の中では、「勇気のお守り」の保険料には割安感があります。

シンプルな商品と比べると割高

次に、タイプの違うFWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」との比較です。「勇気のお守り」の保険料は、上と同じです。

「新がんベスト・ゴールドα」は、診断給付金だけを主契約とする、シンプルながん保険です。

(1)診断給付金100万円のプランと、(2)診断給付金の初回が300万円+2回め以降が200万円の保障プランで、見積もりました。

加入年齢 ひまわり生命 FWD富士生命
100万円
FWD富士生命
300万円
30歳 3500円 1729円 3480円
35歳 3876円 1992円 4105円
40歳 4278円 2248円 4722円
45歳 4794円 2526円 5400円

「勇気のお守り」のプランでは、診断給付金は100万円です。他の給付金を外せれば、FWD富士生命の100万円のプランに近い金額まで安くできます。

FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」の、診断給付金300万円のプランは、「勇気のお守り」より高いですが、差はそんなに大きくありません。

診断給付金300万円のプランだと、初めてがんと診断されたときに300万円、その後、再発・転移が見つかって治療に着手したら200万円もらえます(ただし2年に1回)。

これだけの金額なら、治療費全額をカバーできて、手元にそこそこの金額が残るかもしれません。

「勇気のお守り」のように、複数の給付金を組み合わせるタイプが現在主流ですが、「新がんベスト・ゴールドα」のような商品もあります。

がん保険は、商品による違いが大きいので、専門家に相談しながら、ご自分に合ったものを選んでいただきたいです。

比較していただきたい競合商品

「勇気のお守り」を検討している方々に、比較していただきたい競合のがん保険を、ご案内します。

朝日生命「スマイルセブンsuper」

いわゆるがん保険ではありません。がんの他に、以下の病気が対象です。

主契約は一時金です。金額は30〜500万円の範囲で指定でき、年1回を限度に、回数無制限で受け取ることができます。

支払い条件は病気毎にきめられていますが、がんは「勇気のお守り」の診断給付金と同じく、がんまたは上皮内新生物の診断確定です。

特約は3つだけで、入院給付金とか通院給付金はありません。

FWD富士生命「新ベスト・ゴールドα」

上で、「勇気のお守り」との保険料比較をご覧いただいた、主契約が診断給付金のみのがん保険です。

診断給付金は、最高300万円まで指定できます。2年に1回を限度に、回数無制限で受け取ることができます。

初回は診断確定が支払い条件で、2回目以降は、がんのための入院開始か通院することが条件です。

上皮内新生物は、主契約では保障されません。特約を付加すれば、保障されます。

特約は8つあり、いろんなニーズに対応できます。ただし、入院給付金とか通院給付金はありません。

マニュライフ生命「こだわりガン保険」

診断給付金を中心とした、シンプルな仕組みですが、他社にない特徴が色々とあります。

三井住友海上あいおい生命「ガン保険スマート」

主契約は入院給付金と手術給付金という、昔ながらのスタイルです。医療保険と組み合わせるのには、向いていません。

特約は6つですが、診断給付金(ガン診断給付特約)と通院給付金(ガン治療通院給付特約)も用意されています。

通院給付金の内容がとても優れています。がんと診断確定された日から5年間の通院が保障されます。5年経過後に再度診断が確定したり入院したら、さらに5年間保障されます。

診断給付金も、1年に1回を限度で100万円が出ます。これなら診断給付金だけでも、治療費の大半をカバーできそうです。

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