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保険を選ぶときに意識して欲しい、3つの大きな危険

生涯に支払う保険料を考えると、保険は、家とか車に次ぐ高い買い物です。しかし、失敗するリスクは、家や車よりずっと大きいです。

特に、以下の危険を意識してください。

保険選びには、落とし穴がたくさんある

車を買うときは、購入を決める前に試乗できます。
また、家も車も、購入後に使用して不具合があれば、保証を受けることができます。

車を売る会社も、家を売る会社も、欠陥品を売ったら販売後にバレてしまうので、いい加減な商品を販売できないというプレッシャーをそれなりに受けます。

ところが、保険の場合、買う前に試せないのはもちろんですが、買った後も使い心地を確かめることはできません。たまたま、加入直後に入院したり、亡くならない限りは・・・

がん保険に加入したとして、その保険の使い心地を実際に確認できるのは、加入から30年後だったりします。そのときに欠陥に気がついても、いろいろ手遅れになってしまいます。
そして、一生がんにかからなければ、欠陥があることに気がつかないまま終わります。

つまり・・・

保険の加入において、消費者は、誤解しやすく、誤解していることに気がつきにくい立場にあります。

保険選びでは、慎重になりすぎるくらいが、ちょうど良いです。

「〜になったら」「〜したら」の多さが、混乱を招く

保険商品の仕組みはたいてい複雑です。でも、本気で理解しようとすれば、何とかなる程度の複雑さです。

保険をわかりにくくする元凶は、「〜になったら」「〜したら」という仮定の多さです。

たとえば、「がんになって、60日を超える長期の入院になったら・・・」みたいな説明をされても、がんにかかる確率とか、それで入院する確率とか、入院が長期化する確率とかがわからないと、そのリスクの大きさを正しく判断できません。

こうなると、商品の仕組みを理解しただけでは、太刀打ちできません。がん治療についての踏み込んだ知識も必要になります。

がん保険とか医療保険の検討では、こういう「〜になったら」「〜したら」が次から次へと出てきます。

保険会社は保険見直しを勧めたがる

少子高齢化時代なので、新規で保険に加入する若い世代の人数は減っています。
そこで保険会社は、すでに保険に加入している人たちに、熱心に保険の見直しを勧めるようになっています。

見直しを熱心に勧めること自体は、悪いことではありません。
気になるのは、近い将来、確実に見直しが必要になりそうな商品を、当然のように販売する保険会社があることです。特にがん保険の分野で・・・

たとえば、終身保障のがん保険や医療保険は、一生続けることが前提の商品です。それなのに、10年か20年しかもたないとしたら、欠陥商品です。

より詳しい説明は・・・

保険選びでハマりやすい危険を回避するために、専門家をうまく活用しましょう。

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中立的な専門家の助言を受けながら、見積もりを比較して選ぶ

親身に相談に乗ってくれる、保険に詳しい友人がいれば、頼りにできそうです。しかし、現実はそう単純ではありません。

保険の営業担当は、友人に保険を勧める

特定の保険会社に所属するセールスマン・セールスレディは、まず自分の身内や友人知人に、自社商品を売り込みます。

その方が、すでに人間関係があるので営業しやすいからです。
加入する方にとっても、保険の検討過程でプライバシーを明かさざるを得ないので、アカの他人よりは気心の知れた相手の方が安心できます。

ただし、保険会社のセールスマン・セールスレディは、自社商品か提携している他社商品しか扱えません。
また、一部の熱心な人を除くと、競合他社の商品に詳しいわけではありません。

そういうセールスマン・セールスレディは・・・

たとえ人柄は誠実かつ親身であっても、その人からのアドバイスは、偏っていて信頼に値しません。

複数社の保険商品を販売できる専門家

保険のプロを相談相手にするなら、複数の保険会社を販売できる・・・

を選びたいです。

先に書いておきますが、この人たちだって、完全に中立ではないかもしれません。
というのは、保険を販売して、保険会社から販売手数料をもらう立場なので、手数料が多い商品を勧める危険があります。

それでも、保険会社に所属するセールスマン・セールスレディと比べると、はるかに中立的です。
彼らを“うまく使う”ことができたら、適切な保険選びができます。

見積もりを比較して選ぶ

相談する保険のプロがどんな人であれ、相手の言いなりになることは避けましょう。

というのは、たとえ相談相手が100%親身であっても、こちらがそういう姿勢では、検討すべき重要な点を、見落としたりはっきりさせないまま、事を進めてしまう危険があるからです。

少なくとも、主要な複数社の見積もりを作ってもらい、自分の目で見比べて、質疑応答しながら、納得して選びましょう。

そのためには、主要な保険会社の見積もりを作成できる、保険専門のファイナンシャル・プランナーか、全国チェーンの保険ショップを活用したいです。

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医療保険・がん保険では、保障のムダは大敵

現在販売されている主要な医療保険、がん保険は、掛け捨て保険です。

これらの保険に加入して、亡くなるまで重い病気・ケガと無縁で、保険を使うことがなかったら、払い込んだ保険料は行ったきりになってしまいます。
こういう保険を、掛け捨て保険と呼びます。

掛け捨て保険は、助け合いの保険

がん保険に加入したのに、がんにかからなかったら、払い込んだ保険料については損をしたことになります。

一方、同じがん保険に加入した人の中には、がんのために長期入院をし、さらに再発・転移を繰り返して、払い込んだ保険料よりたくさんの給付金を受け取る人もいます。

がんにかからなかった人が払った保険料は、そういう人の手に、給付金として渡ります。

このように、掛け捨て保険は加入者間で助け合い保険です。よって、掛け捨て保険に入ることは、助け合いの輪に加わるという意味合いが強いです

だから、トクか損かという考えには、なじみにくい面があります。
何回も病気になって、給付金をたくさん受け取ったら、金銭的にはトクをしていますが、それを素直には喜べません・・・

余分な保障、過剰な保障は、お金を捨てるようなもの

掛け捨て保険は、損かトクかという考え方にはなじみにくいですが、それでも明らかに損な入り方はあります。

使う可能性が低すぎる保障

使う可能性が低すぎる、余分な保障を付けること。がんにかかってすら、もらえる可能性が低い給付金は、できるだけ排除したいです。

たとえば、がんの平均入院日数は19.9日で(厚生労働省『患者調査』平成26年)、全体の平均より10日ほど短いです。
がんの入院のために、日数無制限の保障を付ける必要性は、かなり低いです。

保障の重複

たとえば、抗がん剤治療は通院で受けることの多い治療です。
この治療を受けると、がん保険の抗がん剤治療給付金とか、通院給付金とか、治療一時金とかを受け取ることができます。

これらの給付金からどれか一つを選んで、抗がん剤治療に備えれば十分なのですが、重複して付けてしまうことがあります。
抗がん剤治療をうけなかったときは、掛け捨てになるお金がムダに大きくなってしまいます。

保障が重複するときは、原則として、もっとも保障範囲の広い給付金だけを残します。

保険の素人が、ムダのないプランを作るのは難しいです。専門家をうまく活用しましょう。

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まちがいのない保険相談の進め方

ファイナンシャル・プランナーや保険ショップの相談員のほとんどは、良心的です。
しかも、ここ最近は金融庁による監視が強まっており、サービスの品質は向上しています。

とは言え、一生に数回しかない、大事な保険選びです。納得して判断をしたいです。

主要な商品の見積もりを一通り入手する

保険相談を活用した商品選びでポイントになるのが、主要な商品の見積もりを一通り作ってもらうことです。

保険のプロの中には、あらかじめお勧め商品を決めていて、それの見積もりだけを提示する人がいます。
その見積もりは、こちらの意向・要望を踏まえたものですが、それだけを見て判断するのは早計です。

上に書いたような、販売手数料で商品を勧める不届きな担当者に当たる危険が、ないわけではありません。

仮にそうでないとしても、各社の商品には保険会社の工夫が盛り込まれています。また、保険料の設定にも神経が使われています。
加入後に後悔しないように、主要各社の見積もりを、実際に比較して決断しましょう。

見積もりに含めたいがん保険

ぜひ見積もりに加えて欲しいがん保険を列挙します。これらを見積もりに含めることで、主要な保険商品に自ずと目配りできます。

がん保険は、他の保険ジャンルと比べて、商品の仕組みの違いが大きいです
そのため、保険の専門家から、各商品のメリット・デメリットを聞き出して、判断しましょう。

見積もりに含めたい医療保険

医療保険でがん対策も行うときは、以下の商品も、ぜひ見積もりに加えてください。

がん保険に比べると、医療保険は保険会社による差が小さいです。
そのため、保障内容をそろえて見積もりを作成してもらい、保険料を含めた総合力で判断しましょう。

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がん保険は長く続けるものなので、さまざまな考え方に触れたうえで、ご自身で納得して決断してください!

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