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アクサ生命のがん保険を徹底分析

アクサ生命はフランスの保険会社AXAグループの日本法人です。

そんなアクサ生命のがん保険「治療保障のがん保険マイ・セラピー」を徹底分析します。

がん保険は経年劣化しやすいジャンル

がん保険は、保障が一生続く商品が多いです。

ところが、保障内容をチェックすると、経年劣化のリスクがある商品が目につきます。

そういう商品は後悔させられるかもしれないので、気をつけてください。

経年劣化しやすい商品の特徴

経年劣化しやすいがん保険には、次のような特徴があります。

治療法は変化する

がんは日本人の死因No.1の病気だけに、医療技術の研究開発は活発です。そのため、個々の治療法に依存した保障は、将来劣化する危険があります。

現在主流の治療法が存続したとしても、内容(費用、期間、採用頻度など)は変化します。

また、新しいタイプの治療法が登場するかもしれません。

そうしたことを考慮すると、具体的な治療法に依存した保障にはリスクがあります。

がん保険のリスクが大きい理由

がん保険は、役割が医療保険とカブります。そのため保険会社は、医療保険にはない機能をがん保険に盛り込んでいます。

中でも、最新の治療法をそのまま保障に反映させる、という安直な手段をとる保険会社が多いです。

言うまでもないと思いますが、加入時点の最新の医療は、保険を使うときの最新の医療ではないです。

最新の治療法をそのまま保障に反映させる、という考え方がまちがっています。

もっとも、そういうのをありがたがる加入者が多くいらっしゃるのかもしれません・・・

アクサ生命のがん保険は劣化が心配

アクサ生命のがん保険「治療保障のがん保険マイ・セラピー」の保障内容を、経年劣化という角度からチェックしました。

劣化のリスクがある保障内容

90歳までは自動更新されて、それ以降は終身保障になります。更新のたびに保険料は値上がりします。

ガン手術給付金 ⇒(更新) ガン特定手術 サポート給付金 ⇒(更新) ガン放射線 治療給付金 ⇒(更新) 化学療法給付金 ⇒(更新) 緩和療養給付金 ⇒(更新) 上皮内新生物 治療給付特約 ⇒(更新) ガン・上皮内新 生物一時金特約 ⇒(更新) ガン入院給付特約 ⇒(更新) ガン先進医 療給付特約 ⇒(更新)

主契約は治療法と直結した給付金から成り立っています。現時点での三大治療と緩和療養をカバーしています。

当面はこれでだいじょうぶかもしれませんが、新しい治療法が登場したときに、カバーされないリスクがあります。

新しい治療 手術 放射線治療 化学療法 緩和療養

劣化の不安がある

アクサ生命のがん保険は、主契約に劣化のリスクがあります。

ということは、保障プランで工夫をしても、経年劣化を防ぐことが出来ません。この商品は、お勧めできません

ここ数年で急速に劣化するとは考えにくいので、すでに加入している方々は、すぐに止めることはありません。

とは言え、年齢が高くなるほど保険料も高くなるので、他の商品に切り替えるなら、早くすることをお勧めします。

一生涯の保障には向かない

「治療保障のがん保険マイ・セラピー」は更新型なので、更新のたびに、そのときの年齢にあわせて保険料が計算されるので、値上がりします。

例として、30歳女性が標準プラン(10年更新)に加入したときの、80歳までの保険料を更新型ではない(=終身型)ライバル商品と比較しました。比較したのは、メディケア生命「メディフィットがん保険」です。

メディケア生命 アクサ生命 6000円 4000円 2000円 0 30歳 40歳 50歳 60歳 70歳 80歳

更新型は、加入するときには(終身型に比べて)割安ですが、たいてい1〜2回更新すると終身型より高くなります

ですから、更新しないか、しても1回のつもりで加入することをお勧めします。

比較したいライバルの商品

候補に加えていただきたいがん保険の条件と商品名をご案内します。

期待できる2タイプのがん保険

経年劣化のリスクが低いのは、次の2タイプのがん保険です。

診断給付金が優秀な商品

診断給付金は、がんの診断が確定したら、まとまった金額をもらうことができます。➊早いタイミングで給付金が出る、➋あらゆる費用に当てることができる、という2つのメリットがあります。

診断給付金 医療機関に支払う費用 その他 の費用

結果として、将来治療法が変化しても、それらをカバーすることが出来ます。

商品による差が出るのは、2回目以降に給付金を受け取るときです。どの商品でも、1回目より条件が厳しくなります。この点で優れた商品を選びたいです。

通院給付金が優秀な商品

医療機関による治療は入院か通院(往診を含む)でおこなわれます。ということは、入院給付金と通院給付金を組み合わせれば、治療費用の大部分をカバーできることになります。

将来治療法が変化しても、それらをカバーすることが出来ます。

入院給付金+通院給付金 医療機関に支払う費用 その他 の費用

通院給付金の保障内容は、商品によってかなり差があります。詳しいことは、以下のページで解説しています。

がんの通院給付金については・・・

診断給付金が優秀なお勧め商品

ほとんどのがん保険が診断給付金を提供していますが、とくに以下の商品をお勧めします。

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」には2つのコースがあります。お勧めするのはがん診断給付型です。

診断給付金は年1回限度で受け取ることが出来ます。また、2回目以降が通院のみでももらえます(ただし治療による制限がある)。

また、非喫煙者保険料率があるのも魅力です。タバコを吸わない人は保険料が割安になります。

FWD生命「FWDがんベスト・ゴールド」

FWD生命「FWDがんベスト・ゴールド」も高性能な診断給付金が魅力です。

この商品も診断給付金を年1回限度で受け取ることが出来ます。また、2回目以降が通院のみでももらえます。

通院給付金が優秀なお勧め商品

入院給付金と通院給付金を組み合わせてがんに備えるなら、お勧めできるのは三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険Sセレクト」です。

このがん保険には2つのコースがあります。「ガン入院給付型」を選んで「ガン治療通院給付特約」を付加するのが、お勧めです。

商品の比較にプロを活用

医療保険やがん保険は、商品による仕組みの違いがけっこうあります。

そのため、見積もり条件をそろえて保険料比較するのが難しくなります。保険の専門家のアドバイスをもらいながら比較したいです。

相談相手に求める条件は次の3つです。

保険を販売している業者はいろいろありますが、上の3条件を充たすのは、次の2つです。

保険ショップは、ご自宅や職場に近い店舗が便利です。

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