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FWD生命のがん保険を徹底分析

FWD生命は、香港に拠点を置き、アジアで保険事業を展開するFWDグループの日本法人です。

この会社名での営業は2021年からですが、元をたどると1996年設立の富士生命にさかのぼります。

そんなFWD生命のがん保険「FWDがんベスト・ゴールド」を徹底分析します。

がん保険は経年劣化しやすいジャンル

がん保険は、保障が一生続く商品が多いです。

ところが、保障内容をチェックすると、経年劣化のリスクがある商品が目につきます。

そういう商品は後悔させられるかもしれないので、気をつけてください。

経年劣化しやすい商品の特徴

経年劣化しやすいがん保険には、次のような特徴があります。

治療法は変化する

がんは日本人の死因No.1の病気だけに、医療技術の研究開発は活発です。そのため、個々の治療法に依存した保障は、将来劣化する危険があります。

現在主流の治療法が存続したとしても、内容(費用、期間、採用頻度など)は変化します。

また、新しいタイプの治療法が登場するかもしれません。

そうしたことを考慮すると、具体的な治療法に依存した保障にはリスクがあります。

がん保険のリスクが大きい理由

がん保険は、役割が医療保険とカブります。そのため保険会社は、医療保険にはない機能をがん保険に盛り込んでいます。

中でも、最新の治療法をそのまま保障に反映させる、という安直な手段をとる保険会社が多いです。

言うまでもないと思いますが、加入時点の最新の医療は、保険を使うときの最新の医療ではないです。

最新の治療法をそのまま保障に反映させる、という考え方がまちがっています。

もっとも、そういうのをありがたがる加入者が多くいらっしゃるのかもしれません・・・

「FWDがんベスト・ゴールド」は経年劣化しにくい

「FWDがんベスト・ゴールド」の保障内容を、経年劣化のリスクという角度からチェックしました。

おもな保障内容

おもな保障内容は下のようになります。ピンク色が、特定の治療法への依存度が高い、要注意な保障です。

がん診断給付金 死亡給付金 保険料払込免除 がん治療給付金特約 がん先進医療特約 がん手術特約 女性がんケア特約 がん収入サポート特約 自由診療抗がん剤治療特約

ピンク色の部分を含めなければ、経年劣化のリスクは低いです。

「がん診断給付金通院不担保特則」を付加すると、転移・再発が見つかっても、通院治療だけのときは、診断給付金をもらえません。

そのかわり、保険料が多少安くなります。

劣化の不安はかなり低い

上の図を見ると、ピンク色の給付金は3つありますが、すべて特約なので、付加しなければ問題ありません。

「FWDがんベスト・ゴールド」は、保障プランを誤らなければ、劣化のリスクが低いがん保険です。お勧めできます

主契約の死亡給付金は、優先度は低いはずですが、外せません。

しかし、給付金額は診断給付金の10%と少額なので、保険料はそんなに高くありません。

「FWDがんベスト・ゴールド」のお勧め保障プラン

お勧めプランは、以下の通りです(緑の部分)。つまり主契約だけです。

がん診断給付金 死亡給付金 保険料払込免除 がん治療給付金特約 がん先進医療特約 がん手術特約 女性がんケア特約 がん収入サポート特約 自由診療抗がん剤治療特約

診断給付金は、お金をもらえるタイミングが他の給付金より早く、使い勝手が良いです。

また、年1回を限度に回数無制限でもらえるので、金額をある程度大きく(50万円以上)しておけば、治療費用の大半〜全額をカバーできます。

「がん診断給付金通院不担保特則」を付けると、保険料を下げられます。

ただし、再発・転移が見つかって、放射線治療(通常、通院で実施されます)を受けるようなケースでは、お金が出ません。

比較したいライバルの商品

お勧めできるがん保険の条件と、「FWDがんベスト・ゴールド」の他に候補に加えていただきたい商品をご案内します。

期待できる2タイプのがん保険

経年劣化のリスクが低いのは、次の2タイプのがん保険です。

診断給付金が優秀な商品

診断給付金の特徴を復習しておきます。

診断給付金は、がんの診断が確定したら、まとまった金額をもらうことができます。➊早いタイミングで給付金が出る、➋あらゆる費用に当てることができる、という2つのメリットがあります。

診断給付金 医療機関に支払う費用 その他 の費用

結果として、将来治療法が変化しても、それらをカバーすることが出来ます。

「FWDがんベスト・ゴールド」はこのタイプの商品です。

商品による差が出るのは、2回目以降に給付金を受け取るときです。どの商品でも、1回目より条件が厳しくなります。この点で優れた商品を選びたいです。

通院給付金が優秀な商品

医療機関による治療は入院か通院(往診を含む)でおこなわれます。ということは、入院給付金と通院給付金を組み合わせれば、治療費用の大部分をカバーできることになります。

将来治療法が変化しても、それらをカバーすることが出来ます。

入院給付金+通院給付金 医療機関に支払う費用 その他 の費用

通院給付金の保障内容は、商品によってかなり差があります。詳しいことは、以下のページで解説しています。

がんの通院給付金については・・・

診断給付金が優秀なお勧め商品

ほとんどのがん保険が診断給付金を提供していますが、「FWDがんベスト・ゴールド」と比較していただきたいのが、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」です。

この商品には2つのコースがありますが、お勧めはがん診断給付型です。

診断給付金は年1回限度で受け取ることが出来ます。また、2回目以降が通院のみでももらえます(ただし治療による制限がある)。

また、非喫煙者保険料率があるのも魅力です。タバコを吸わない人は保険料が割安になります。

通院給付金が優秀なお勧め商品

入院給付金と通院給付金を組み合わせてがんに備えるなら、お勧めできるのは三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険Sセレクト」です。

このがん保険には2つのコースがあります。「ガン入院給付型」を選んで「ガン治療通院給付特約」を付加するのが、お勧めです。

商品の比較にプロを活用

医療保険やがん保険は、商品による仕組みの違いがけっこうあります。

そのため、見積もり条件をそろえて保険料比較するのが難しくなります。保険の専門家のアドバイスをもらいながら比較したいです。

相談相手に求める条件は次の3つです。

保険を販売している業者はいろいろありますが、上の3条件を充たすのは、次の2つです。

保険ショップは、ご自宅や職場に近い店舗が便利です。

一方、保険専門のファイナンシャル・プランナーに相談するなら、無料の紹介サービスをお勧めします。

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