先進医療特約は必要か?
がん保険や医療保険のほとんどで、先進医療特約が用意されています。必須にしている商品もあります。
このページでは、先進医療特約の要否について解説しています。
がん保険や医療保険のほとんどで、先進医療特約が用意されています。必須にしている商品もあります。
このページでは、先進医療特約の要否について解説しています。
日本では、有効性及び安全性の面で評価が定まった医療は、健康保険の適用(1〜3割負担、高額療養費など)を受けられます。
先進医療は、健康保険を適用していいかを評価中の医療です。
もっとも、先進医療と呼ばれる医療は、厚生労働省によって将来有望と認められたものです。多少リスクはあるとしても、危険なものではありません。
【参考情報】
ちなみに、令和5年度の先進医療の評価実績は、次の通りでした。
先進医療の中には、ハズレもけっこうあるようです。
先進医療の治療費については、次の点が重要です。
以下は、がんにかかわる先進医療の実績例です。金額は医療費のみです。
治療 | 費用 | 医療機関数 |
---|---|---|
陽子線治療 | 2,659,000円 | 17 |
重粒子線治療 | 3,136,000円 | 7 |
抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査 | 37,500円 | 10 |
不可逆電気穿孔法 | 963,800円 | 1 |
腫瘍治療電場療法 | 38,100円 | 1 |
ラメルテオン経口投与療法 | 1,100円 | 3 |
先進医療と言っても、安いものから高額なものまで、いろいろあります。
先進医療は、技術的には新しくても、保険が適用される医療に比べて、有効性・安全性の面でリスクがある治療です。
また、先進医療のうち、高評価な治療は、いずれ保険適用に治療に移行します。
以上のことを踏まえると、先進医療特約は必須の保障ではないです。
ただし、先進医療特約の保険料は、そんなに高くありません。
たとえば、メディケア生命『メディフィットがん保険』の保険料内訳は、下のようになります(35歳女性の終身払込)。
保険料全体に占める割合は小さいので、念のために入っておくという選択もアリです。
医療保険やがん保険は、商品による仕組みの違いがけっこうあります。
そのため、見積もり条件をそろえて保険料比較するのが難しくなります。保険の専門家のアドバイスをもらいながら比較したいです。
相談相手に求める条件は次の3つです。
保険を販売している業者はいろいろありますが、上の3条件を充たすのは、次の2つです。
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