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40代の保険の入り方とお勧め商品

40代の方々が、がん対策のために医療保険やがん保険を検討されるときに、意識していただきたいことと、候補に加えてほしいお勧め商品をご案内しています。

40代が持っておきたい、がんに対する心づもり

下のグラフは、年代別のがんにかかる割合(人口1万人あたり)です。

85歳〜 80-84歳 75-79歳 70-74歳 65-69歳 60-64歳 55-59歳 50-54歳 45-49歳 40-44歳 35-39歳 30-34歳 25-29歳 20-24歳 0 500 1000 1500 2000

次のことが言えそうです。

40〜50代でがんにかかると、治療費に加えて、治療中の収入減少のことも心配しなければなりません。

【データ元】

40代で医療保険・がん保険に入るメリット、デメリット

メリット
  • これ以上加入を遅らせると、1回あたりの保険料も、総保険料も割高になる。
  • これ以上加入を遅らせると、健康面で審査に引っかかるリスクが高まる。
デメリット
  • 商品選びを誤ると、年数の経過につれて、保障が劣化する。

「メリット」も、ネガティブな表現になっています。加入するつもりがあるなら早くしたほうが良い、という意味です。

以下で補足説明します。

40代で保険に入るメリット

加入が遅くなるほど割高に

医療保険にせよ、がん保険にせよ、早く加入する方が、1回あたりの保険料も、生涯の保険料総額も安くなります。

アフラックのがん保険で保険料をシミュレーションしました。

40歳、50歳、60歳の男性が、同じ保障プランで加入したときの、保険料を下表にまとめました。なお、保険料総額は、就寝払込を選んだときの80歳(=平均寿命)までの累計です。

加入年齢 月々の保険料 保険料総額
40歳 5,025円 2,412,000円
50歳 8,128円 2,926,080円
60歳 13,693円 3,286,320円

月々の保険料も、保険料総額も、遅くなるほどどんどん割高になります。

言うまでもないと思いますが、早く加入すると、保障を受けられる期間が長くなります。そういう意味でも、早く入るほうがお得です。

健康状態に問題があると・・・

健康状態によっては、加入を断られたり、保険料が割増になります。

アフラックの医療保険で、健康体の保険料と、健康に不安がある人の保険料を比較しました。40歳、50歳、60歳の女性の、月々の保険料です。

加入年齢 通常の保険料 割増の保険料
40歳 3,390円 7,111円
50歳 4,980円 8,161円
60歳 7,430円 10,081円

健康に不安があると、加入できるとしても、保険料はかなり高くなります。

いつかは加入するつもりなら、健康なうちに加入しましょう。

40代で加入するデメリット

がんは年齢が高くなるほどかかりやすい病気です。40代で加入すると、実際に保険を使うのは30年後、40年後になる恐れがあります。

商品選択や保障プランの選択を誤ると、保障が時代遅れになって、期待を裏切られる恐れがあります。

時代遅れになりにくい保障とは?

次のことを意識しながら商品・保障プランを選んでください。

危険なのは、特定の治療法と密接な保障

年月の経過とともに変化しやすいのは、治療法です。とくにがんは医療技術の進化が速いです。

医療保険やがん保険には、さまざまな給付金がありますが、リスクが高いのは「○○治療給付金」というような名称の給付金です。これを避けましょう。

時代遅れになりにくい給付金

数十年たっても劣化しにくいのは、以下の給付金です。

入院給付金+通院給付金

治療法が変化しようと、医療機関による治療は、入院か通院(往診を含む)でおこなわれます。よって、できの良い入院給付金と通院給付金を組み合わせたら、保障劣化しにくいです。

ただし、現状では、頼りになる通院給付金は、ごくごく限られます。そのため、通院給付金にこだわると、商品の選択肢が狭くなってしまいます。

がんの診断給付金(診断一時金)

医師によるがんの診断が確定したら、まとまった金額(50万円、100万円等)を受け取ることができる給付金です。

診断確定が支払条件なので、治療法に影響されません

どんな保険でも、物価や治療費が変動して、保険金額が実態に合わなくなる恐れがあります。

こればかりは、避けられません・・・

候補に加えてほしいお勧め商品

候補に加えていただきたいがん保険の条件と商品名をご案内します。

期待できる2タイプのがん保険

経年劣化のリスクが低いのは、次の2タイプのがん保険です。

診断給付金が優秀な商品

診断給付金は、がんの診断が確定したら、まとまった金額をもらうことができます。➊早いタイミングで給付金が出る、➋あらゆる費用に当てることができる、という2つのメリットがあります。

診断給付金 医療機関に支払う費用 その他 の費用

結果として、将来治療法が変化しても、それらをカバーすることが出来ます。

商品による差が出るのは、2回目以降に給付金を受け取るときです。どの商品でも、1回目より条件が厳しくなります。この点で優れた商品を選びたいです。

通院給付金が優秀な商品

医療機関による治療は入院か通院(往診を含む)でおこなわれます。ということは、入院給付金と通院給付金を組み合わせれば、治療費用の大部分をカバーできることになります。

将来治療法が変化しても、それらをカバーすることが出来ます。

入院給付金+通院給付金 医療機関に支払う費用 その他 の費用

通院給付金の保障内容は、商品によってかなり差があります。詳しいことは、以下のページで解説しています。

がんの通院給付金については・・・

診断給付金が優秀なお勧め商品

ほとんどのがん保険が診断給付金を提供していますが、とくに以下の商品をお勧めします。

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」には2つのコースがあります。お勧めするのはがん診断給付型です。

診断給付金は年1回限度で受け取ることが出来ます。また、2回目以降が通院のみでももらえます(ただし治療による制限がある)。

また、非喫煙者保険料率があるのも魅力です。タバコを吸わない人は保険料が割安になります。

FWD生命「FWDがんベスト・ゴールド」

FWD生命「FWDがんベスト・ゴールド」も高性能な診断給付金が魅力です。

この商品も診断給付金を年1回限度で受け取ることが出来ます。また、2回目以降が通院のみでももらえます。

通院給付金が優秀なお勧め商品

入院給付金と通院給付金を組み合わせてがんに備えるなら、お勧めできるのは三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険Sセレクト」です。

このがん保険には2つのコースがあります。「ガン入院給付型」を選んで「ガン治療通院給付特約」を付加するのが、お勧めです。

商品の比較にプロを活用

医療保険やがん保険は、商品による仕組みの違いがけっこうあります。

そのため、見積もり条件をそろえて保険料比較するのが難しくなります。保険の専門家のアドバイスをもらいながら比較したいです。

相談相手に求める条件は次の3つです。

保険を販売している業者はいろいろありますが、上の3条件を充たすのは、次の2つです。

保険ショップは、ご自宅や職場に近い店舗が便利です。

一方、保険専門のファイナンシャル・プランナーに相談するなら、無料の紹介サービスをお勧めします。

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